【プレビュー】「禅寺に伝わるものがたり」相国寺承天閣美術館でⅡ期「女性と仏教」が5月28日から 尼門跡の典雅な文化

京都にある相国寺承天閣美術館で「禅寺に伝わるものがたり」のⅡ期が5月28日から7月16日まで開催されます。Ⅱ期では、臨済宗において女性で、仏光国師無学祖元の法を継いだ最初の尼とされる臨済宗の尼僧、無外如大(1223~1298年)が生誕800年を迎えることを記念し、「女性と仏教」について特集します。
相国寺派寺院の眞如寺は、弘安9年(1286年)に無外如大によって創庵された「正脈庵」にさかのぼります。眞如寺は16世紀後半から、宝鏡寺の門跡となった皇女たちの菩提所となりました。無外如大尼の生誕800年の今年、眞如寺の全面的な協力のもと、数々の名宝が披露されます。数々の寺宝から尼門跡の典雅な文化を感じることが出来るでしょう。



また、宝鏡寺や大聖寺など、相国寺派寺院に出家した皇女たちが描いた絵画や墨蹟が初めて公開されます。相国寺派寺院伝来の数々の寺宝により、無外如大尼の時代から近世に至るまでの女性と仏教のかかわりを探る展覧会です。

禅寺に伝わるものがたり |
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会場:相国寺承天閣美術館(京都市上京区今出川通烏丸東入ル) |
会期:Ⅱ期 2023年5月28日(日)~7月16日(日) |
開催時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) |
アクセス:京都市営地下鉄・今出川駅徒歩8分 |
拝観料:一般800円、65歳以上・大学生600円、中高生300円、 小学生200円 |
詳しくは相国寺のHP(https://www.shokoku-ji.jp/museum/) |