【ぶらぶら美術・博物館】特別展「安宅コレクション名品選101」泉屋博古館東京 名宝が続々登場! BS日テレで5月10日夜放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第436回 世界屈指の東洋陶磁コレクション!国宝茶碗、幻の青磁器ほか名宝続出
〜泉屋博古館東京 特別展「安宅コレクション名品選101」で美の真髄に触れる〜
★5月10日(水)22時~22時54分 番組ホームページ
今回は東京都港区麻布台からスタートします。2023年秋開業予定の「麻布台ヒルズ」。そのメインタワーのすぐ側にある、外務省 外交史料館を見学しました。
幕末以来、日本が諸外国と結んだ条約書や、国書・親書といった貴重な外交文書など約12万点を保存・公開、誰でも無料で訪れる事が出来る知る人ぞ知る穴場スポットです。
重要文化財にも指定された「日米修好通商条約」の条約書や、終戦時に日本と連合国間で締結された「降伏文書」など、教科書で学んだ歴史的史料に加えて、現存最古のパスポートなど、ユニークな展示も拝見。開国後の日本が歩んできた歴史を、外交の視点から振り返ります。
そして一行は、歩いて10分程の場所にある泉屋博古館東京へ。住友家旧蔵の美術品を保存し公開しているこちらの美術館では現在、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の「安宅コレクション」を紹介する特別展を開催しています(5月21日まで)。
総合商社・安宅産業の元会長 安宅英一が収集した、世界有数の東洋陶磁コレクション。1977年の経営破綻の際に散逸の危機を迎えますが、住友グループが大阪市に寄贈した事でコレクションは守られ、その後、美術館設立の礎となりました。今回はその開館40周年を記念して、東京と大阪、2つの美術館のコラボレーションが実現。
厳選された101件の展示品の中には、国宝2件、重文11件も含まれます。特に注目は、日本で国宝指定された唯一の「油滴天目茶碗」や、世界にわずか90点程しか現存しない、幻の青磁の器など、滅多にお目にかかれないお宝が次々に登場します。安宅英一の独自の感性と執念で築かれたコレクションを通して、東洋陶磁器の美の真髄に触れる貴重な展覧会です。
(美術展ナビ編集班)