【開幕】NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」三井記念美術館で6月11日まで

NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」 |
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会場:三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階) |
会期:2023年4月15日(土)~6月11日(日) *会期中、展示替えあり |
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日:月曜日(ただし5月1日は開館) |
入館料:一般 1,500円/大学・高校生1,000円/中学生以下無料 |
詳しくは館のホームページ(https://www.mitsui-museum.jp/) 問い合わせは050-5541-8600(ハローダイヤル)へ |
巡回情報 岡崎市美術博物館 7月1日~8月20日/静岡市美術館 11月3日~12月13日 |
開幕前日の内覧会を取材しました
NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」が4月15日から6月11日まで、三井記念美術館で開かれます。大河ドラマ展は江戸博(休館中)での開催が恒例でしたが、今年は徳川にも縁の深い東京・日本橋での開催です。

若き家康が着用した金陀美具足(重要文化財、久能山東照宮博物館蔵)や愛刀ソハヤノツルキ ウツスナリ(重要文化財、同蔵、前期展示)を見ると、ドラマの「我らが神の君」のナレーションが頭をよぎりました。

所有した洋時計や自ら薬を調合した道具など家康の身の回りの品も並びます。


また、家康だけでなく、かつて石田三成が所持し関ヶ原の合戦で水野勝成が大垣城攻めで分捕ったという国宝「短刀 無銘正宗(名物 日向正宗)」(三井記念美術館蔵)も展示されています。

あの「磔」のシーンも
岡崎体育さんの熱演が視聴者の涙をさそった鳥居強右衛門。あの磔(はりつけ)の場面を絵画にしたものも展示されています。

鳥居強右衛門の豪勇さに感動した武田勝頼の家臣、落合左平次が磔姿を描かせて自分の背旗にしました。その背旗の図を写したもので下部に由来と伝来の経緯が記されています。(注・現在、右の武田信玄像は別の信玄像に展示替え)
迫力の合戦図屏風


絵の中で「主役」となる人物を強調しない初期の合戦図の様式である「長篠合戦図屏風」(名古屋市博物館蔵)や「関ヶ原合戦図屏風(津軽屏風)」(重文、大阪歴史博物館蔵)など、戦国のリアルなドラマが満ちあふれています。
フォトスポットや凝ったデザインの図録などの”演出”はさすが大河ドラマ展です。
(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)