「よみがえれ ノートルダム大聖堂」BSプレミアムで5月13日放送 最新技術と職人技による再建プロジェクトを追う

【番組タイトル】よみがえれ ノートルダム大聖堂 火災から4年 奇跡の復興物語
【放送日時】BSプレミアム 5月13日(土) 19:30~20:59
【番組HP】https://www.nhk.jp/p/ts/VPJ7K7GRQG/
2019年4月、突然の火災に見舞われたパリのノートルダム大聖堂。フランスゴシックの最高峰と言われる大聖堂の象徴である「せん塔」は崩れ落ち、天井は崩落。850年以上に渡って人々に受け継がれてきた聖堂の内部は、がれきの山と化した。マクロン大統領は火災の翌日、5年以内の修復完了を目指すと表明。中世の建築の専門家や最新技術を擁する科学者たちが集結し、大聖堂再建の一大プロジェクトが動き始めた。

番組では、貴重な大聖堂内部の映像や再建作業の貴重な記録を特別に撮影。世紀の復興プロジェクトの舞台裏に迫るとともに、フランスの歴史とともに歩んできた大聖堂と人々の歴史物語をひもといていく。

◆これがノートルダム大聖堂だ!
ヨーロッパで最も美しいとも言われる巨大なバラ窓のステンドグラス、主祭壇上のピエタ像、そして、フランスゴシックの最高峰と言われる高層建築を可能にした当時の最新技術。火災で改めて注目を集めるノートルダム大聖堂の魅力に迫る。

◆大聖堂、崩壊の危機を防げ!
建物の主要部分は火災を免れたものの、大聖堂のシンボル「せん塔」は崩れ落ち、屋根には巨大な穴。


内部には焼け焦げた石や木材、そして溶けた鉛から出た有害物質が蔓延していた。火災が収まるや否や、作業員たちは防護服を着込み、大聖堂を崩壊の危機から救おうと懸命の保全作業が始まった。
◆世紀の再建プロジェクト始動!
2024年の完成を目指して始まった再建工事。大聖堂の精密な3Dスキャンによるデジタルレプリカをもとに、崩れ落ちた石をひとつひとつ元の場所にジグソーパズルのように戻してアーチ状の天井を復元。

中世の技法を受け継ぐ職人たちは木組みの屋根の復元に挑む。最新技術と職人技のコラボレーションによる世紀の再建プロジェクトが進む。

◆ノートルダム栄光と復活800年の物語!
ヨーロッパ最大のカトリック教会を目指して200年もの歳月をかけて建築された大聖堂。歴代フランス国王のひごを受け、皇帝ナポレオンの戴冠式が行われるなど栄華を極める一方、フランス革命によって荒廃し、やがて廃墟に…。

19世紀、巨大なせん塔を持つパリのシンボルとして華麗なる復活を遂げた大聖堂だが、今また2024年に向け、新たな復活の歴史を歩もうとしている。大聖堂と人々の850年に渡る歴史物語を描く。

(美術展ナビ編集班)