【今週から水曜夜10時】ぶらぶら美術・博物館「ルーヴル美術館展 愛を描く」 BS日テレで4月12日夜放送

【BS日テレ ぶらぶら美術・博物館】
★第433回 ルーヴル美術館展 愛を描く
〜世界に誇る「愛」の名画が集結!神々の愛、家族の愛、禁断の愛…〜
★4月12日(水)22時~22時54分 番組ホームページ
今週から「ぶらぶら美術・博物館」の放送が毎週水曜日に変更。放送時刻も夜10時からと遅くなります。視聴や録画、お間違えのないようお気をつけください。
そのレギュレーション変更の1回目は、六本木の国立新美術館で開催中、大いに人気の「ルーヴル美術館展 愛を描く」へ伺いました。
国立新美術館は、これまで何度もルーヴル美術館と協力し、風俗画や肖像芸術に着目した展覧会を開催し、大きな注目を集めてきました。今回の展覧会キャッチコピーは「ルーヴルには愛がある」。愛、と一言で言っても古代の神々の愛から、キリスト教の愛、恋人たちの愛や家族愛、そして悲劇の愛など、様々です。
今回は世界最大級のコレクションを誇る所蔵作品の中から「愛」の名画だけを厳選。西洋絵画において様々な「愛」の概念が、どう表現されてきたのかを探るという画期的な内容です。
そんなルーヴルの至宝の一つと言われる、フラゴナールの傑作「かんぬき」が、今回26年ぶりに来日。フラゴナールは男女の愛を優雅に、ドラマチックに描く事を得意としたフランスの画家です。一見、男性が強引に女性を抱き寄せているように見える作品ですが、女性の表情をよく見てみると、どこか陶酔しているようにも見えます。この“曖昧さ”も、フラゴナールらしさ。しかもそこには、当時の社会的・文化的背景も関係していたとか?
他にも男性はなんと誘拐、女性は魔力を使い、欲望を叶えたギリシア・ローマ神話の「愛」の表現も。娘の母乳で命を繋ぐ父の衝撃的な姿を描いたキリスト教の親孝行など、ルーヴルが誇る名画を通し、様々な愛の物語をじっくり、紐解いていきます。
(美術展ナビ編集班)