【開幕】ミュシャが腕をふるった美の数々 「おいしいミュシャ 5感であじわうアール・ヌーヴォー」 堺 アルフォンス・ミュシャ館 7月30日まで

おいしいミュシャ展 5感であじわうアール・ヌーヴォー

ミュシャ作品を“おいしい”をキーワードに紹介する企画展「おいしいミュシャ 5感であじわうアール・ヌーヴォー」が、堺 アルフォンス・ミュシャ館ではじまりました。


本展は、アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ(1860~1939)による「味覚」にまつわる作品を集めたおいしい展覧会。シャンパンやビスケット、フランス料理などなど、ミュシャが風味によって描き分けた、ポスターやパッケージデザインが並びます。

1896年の「サラ・ベルナールを讃える日」の祝宴メニューの再現、アール・ヌーヴォー風のテーブルコーディネートや室内装飾画などによって、当時のダイニングの雰囲気を体感できる展示もあります。


会場は香りや音楽など、五感によるセクション分けで構成されています。「Section 2 嗅覚:香りを、あじわう」では、香水のためのポスターを紹介。本展のために、ミュシャの5つの絵をイメージしたスペシャルフレグランスも楽しめます。


同館にしかない大型油彩画や彫刻、ジュエリーをはじめ、貴重な鉛筆デッサンや代表的なポスター作品などが充実の本展。

ミュシャ館が初めての方でも、改めてその魅力を存分にあじわえる展覧会です。19世紀末のパリでミュシャが腕をふるった美の数々をぜひ堪能してみてください。