週末いきたい!ネコな美術展・展覧会 ネコ科大活躍の明兆から国芳・ヒグチユウコ・猫ピッチャーまで

東福寺展で購入した明兆のポストカード(左)と太田記念美術館で購入した国芳のポストカード

今週の週末いきたい!は、ネコが見られる美術展・展覧会をピックアップします。

「東福寺展」


ジワジワと話題になっている特別展「東福寺」(東京国立博物館)では、吉山明兆みんちょうの重要文化財「五百羅漢図」45幅(東福寺所蔵)が15幅ずつ3期にわけて展示されます。五百羅漢図は、会場の解説パネルの4コマ漫画がジワジワと来る面白さで、続きも見たいと思っていました。
※どんな4コマ漫画かは、下の開幕記事をご覧ください。


4月4日から展示替えされて16~30幅目になったためリピートしてきました。トラなどネコ科をはじめとする動物たちのオンパレードで、とても面白かったです!(なお、1幅1幅で話は完結しており、1幅目からストーリーが続いているわけではありませんので、いつ観賞しても大丈夫です)

「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」

「江戸にゃんこ 浮世絵ネコづくし」展が太田記念美術館(東京・原宿)で4月1日から始まりました。猫の擬人化の第一人者である浮世絵師歌川国芳の作品を中心に、ネコが描かれた浮世絵が一堂に会するネコ好きにはたまらない展覧会です。かわいらしい瞬間や仕草から、国芳がどれほどネコを愛し、視線を注いでいたかが伝わってきました。

「ヒグチユウコ展」

4月10日(月)まで森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ)で開かれている「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」も、ネコを描いた作品がたくさん並んでいますので、ネコ好きな方はぜひチェックしてみてください。

「世界の野生ネコ科展」

美術展ナビで解説ショート動画を3つ公開してきた「世界の野生ネコ科展」(北九州市立いのちのたび博物館、5月7日まで)も注目です。九州や山口県のみなさん、4月9日〆切りでチケットプレゼントを募集していますので、申し込みをお忘れなく。

「猫ピッチャー展」

読売新聞日曜版に連載の23コマ漫画「猫ピッチャー」が4月7日で連載10周年を迎えます。それを記念した「猫ピッチャー展」が東京・大手町の読売新聞ビル3階よみうりギャラリーで4月29日まで開かれています。そにしけんじ先生の直筆原画や描きおろし色紙など約40点が展示されています。入場無料ですので、都心に行くときは立ち寄ってみてください。日曜日はお休みです。


(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)