【開幕】「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」 墨と筆のモノクロームの美、今も鮮烈に 弥生美術館で6月25日まで

伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展

  • 会期

    2023年4月1日(土)6月25日(日) 
  • 会場

  • 観覧料金

    一般1,000円/大・高生900円/中・小生500円

    (竹久夢二美術館も見られます)

  • 休館日

    月曜日

    ※ただし5月5日(月・祝)は開館

  • 開館時間

    10:00〜17:00 (入館は16時半まで)
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弥生美術館(東京都文京区)で4月1日に開幕した「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」。初日に取材しました。一世を風靡したモノクロームの世界は、今も唯一無二の魅力を放ちます。(美術展ナビ編集班 岡部匡志)

森本美由紀さん(1959-2013)の没後10年の節目で開催。墨と筆で一気呵成に描き上げるそのファッション・イラストレーションの質感は、デジタルでは出せない味わいでしょう。センスの良さは言うまでもなく、抜きん出たデッサンの力も肌で感じられます。

懐かしい『Olive』『mc Sister』はじめ様々な雑誌媒体で活躍。CDジャケットや映画ポスター、本の装幀などの仕事も鮮烈です。毎日、どこかで目にしていたかもしれませんね。

改めて54歳と働きざかりでお亡くなりになったのが惜しまれます。会場では写真も撮れます。同時代のファンの方はもちろん、クリエイターを目指す方など広くオススメです。時代をこえて訴えかけてくる技巧とセンスにしびれます。

「伝説のファッション・イラストレーター 森本美由紀展」 弥生美術館で6月25日(日)まで。 無駄のないシンプルな線でイメージを具現化し、洗練させたイラストレーションは今も他の追随を許しません。没後10年の節目にその軌跡をたどります。