【開幕】赤頭巾の絵をテーマにした「個展 小澤清人」 銀座人形館エンジェルドールズで4月10日まで

独特な画風で描いた西洋人形などが人気の現代童画会会長・小澤清人さんが「赤頭巾」をテーマにした絵と、モデルのアンティークドールを飾った展覧会が、東京の銀座人形館エンジェルドールズで4月10日まで開かれています。

展示風景

小澤さんはアンティーク人形のなかでも、ビスクドール蒐集家としても知られています。ビスクはフランス語の「ビスキュイ(二度焼き)」が語源で、焼き重ねられた陶磁器の顔が特徴です。6体ぐらいをモデルに描いていますが、今回展示されているのは1885年頃に作られた高さ90㌢と一番大きなものだそうです。

銀座人形館エンジェルドールズは、日本人形から西洋人形まで、またアンティークから現代作家のものまでを幅広く揃えています。アールヌーボーの家具とも、小澤さんの絵がマッチして、ゆったりとした時間が流れます。

ドローイング作品も(写真手前)

またデッサンや彩色ドローイング計60点ほどを手に取って見たり、購入したりすることもできます。銀座の喧騒を忘れられる贅沢な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。(美術展ナビ編集班・若水浩)

個展 小澤清人
会場:銀座人形館エンジェルドールズ(東京都中央区銀座7-9-16 銀座ロータリービル2階)
会期:2023年3月31日(金)~4月10日(月)
定休日:木曜日
入場無料
営業時間:11時~18時
詳しくは同館HP