【グッズ開封】「重要文化財の秘密」 鮭、麗子、黒田清輝の妻、猫…から選んだ靴下の柄は?

展示品の全てが重文という「重要文化財の秘密」展が東京国立近代美術館で5月14日まで開かれています。グッズも当然、全てのモチーフが重文です。
開幕前からSNSで話題となっていたのが4種類の靴下(2,490円)です。
受けを狙って、鮭か麗子にするか、それとも…。かなり悩んで決めた柄はこの記事の最後で。
大判ポストカード 各250円
通常サイズのポストカードも充実していましたが、やはり迫力のある大判ポストカードで気に入った作品は手元に置いておきたいと思い、選んだのが高橋由一《鮭》、原田直次郎《騎龍観音》、横山大観《生々流転》です。《生々流転》は40メートルの長さがあるので、ポストカードは「部分」なのですが、図録でズームアップされている部分とは異なっており、どうしてポストカードにする際に、この部分を選んだのかも気になりますね。
ランチョンマット 450円
「超絶技巧」な絵画や工芸などが並ぶ中で、異才を放っていたのが、一見抽象画のようにも見える福田平八郎の《漣》(4月16日まで)です。ランチョンマットにピッタリな絵です。
おいしい新巻き鮭の食卓をイメージして《鮭》のポストカードを置き、縦にして撮影してみたところ…。
滝を遡上しているサケに見えました。
アクリルマグネット 700円
刺繍ブローチ 880円
有名な岸田劉生の《麗子微笑》(4月4日~5月14日)のグッズはたくさんの種類がありました。一方、麗子ほど知名度は高くありませんが、ショップでは多くのグッズが展開されていたのが、萬鉄五郎《裸体美人》です。
ぎんざ空也 そらいろ あんこパイ 1,440円
東近美は都内有数の桜の名所の千鳥ヶ淵の徒歩圏内で、美術館の目の眼のお濠でも桜が楽しめます。東近美所蔵の重文で、いつもはこの季節に常設で展示される川合玉堂の《行く春》も、今年は記念展で1階に展示(5月1日まで)。桜の美しいこの作品をモチーフにしたお菓子もありました。お花見にピッタリです。
靴下 2,490円
さて、最後に靴下です。実際に履いたことを想像してみて、無難かもしれませんが…菱田春草《黒き猫》を選びました。
《黒き猫》(永青文庫蔵)の展示は5月9日から5月14日まで。このあと、永青文庫がクラウドファンディングで集めた資金で修復されます。なお、永青文庫では文化財修復の第2弾のクラファンを実施中です。
(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)
昨年、東近美で開催された「鏑木清方展」のグッズ開封記事はこちら