永青文庫がクラウドファンディング第2弾 島原の乱で着用した細川家伝来の甲冑を修復 5月8日まで

大名の細川家に伝わる貴重な文化財を数多く所蔵する永青文庫(東京・目白台)が、文化財修理のための2回目のクラウドファンディングに挑戦しています。コロナ禍の2021年に初めて行われたクラファンでは、菱田春草の『黒き猫』(重要文化財)などの近代日本画が対象となりました。今回は、細川家3代忠利、4代光尚が島原の乱で着用したと伝わる細川家伝来の甲冑2領を修復するために支援を募っています。
永青文庫は1950年、細川家第16代の細川護立によって設立。国宝8件、重要文化財35件を含む約9万4000点の文化財や作品を所蔵し、展覧会を通じて一般に公開しています。寄付は下記のサイトへアクセスし、クレジットカードまたは銀行振り込みで支払い。
https://readyfor.jp/projects/eiseibunko_02
第2弾の文化財修理プロジェクトは2月28日(火)にスタートし、募集期間は5月8日(月)まで。目標金額は1,000万円。


3000円から支援でき、金額に応じて、修復後に特別内覧会の招待、組紐の最高峰とされるブランド「道明」とコラボした「細川家の甲冑組紐マルチストラップ」、「細川家の甲冑・刀剣ピンバッチセット」、甲冑や刀剣がデザインされた「永青文庫ご招待券(4枚綴り)」「永青文庫サポータパス」などの返礼品も用意されている。
(読売新聞美術展ナビ編集班)