【開幕】「江戸東京リシンク展」東京の伝統産業を新しいかたちで提案 舘鼻則孝さんとのコラボレーション作品 小石川後楽園で3月15日まで


WBCの熱戦が連日繰り広げられている東京ドームに隣接する小石川後楽園。この都心のオアシスを会場に、東京の伝統産業の価値や魅力を新たな形で提案する「江戸東京リシンク展」が3月11日(土)に開幕しました。3月15日(水)までの開催です。

国際的に活躍する現代美術家、舘鼻則孝さんを展覧会ディレクターに招聘。江戸木版画、江戸切子、和太鼓、東京くみひも、江戸組子、新江戸染といった東京の伝統産業とのコラボレーション作品を公開しています。

特別史跡・特別名勝の美しい庭園を舞台に、屋外の展示が実に魅力的です。「時間帯によって光線の具合が変わり、様々な表情を見せてくれます。木漏れ日を受けた時など見事です」と舘鼻さん。






徳川光圀公らゆかりの小石川後楽園。随所に中国の趣向が採り入れられ、四季を通じて美しい景色を楽しむことができます。





伝統産業と現代アートが出逢う場所として相応しい雰囲気です。アップダウンも意外とあって、園内をめぐるといい運動にもなります。亀や鳥たちものんびり。

『〜江戸東京きらりプロジェクト×現代アート〜「江戸東京リシンク展」』は小石川後楽園(東京都文京区)で3月15日(水)まで。 9時〜17時。最終入園16時30分。小石川後楽園への入園にあたり一般 300円、65歳以上 150円の入園料が必要です。詳しくはサイト(https://edotokyokirari.jp/news/life/edotokyorethink2023/)をご覧ください。
(美術展ナビ編集班 岡部匡志)