【開幕】「渡仏から110年 藤田嗣治展」山王美術館(大阪)で7月31日まで

渡仏から110年 藤田嗣治展 |
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会場:山王美術館(大阪府大阪市中央区城見2丁目2−27) |
会期:2023年3月2日(木)~ 7月31日(月) |
開館時間:10時~17時(閉館の30分前までの入館) |
休館日:火曜日・水曜日(3/21、5/3、7/17は開館) |
入館料:一般1300円、 大学生・高校生800円、中学生以下500円 *中学生以下、保護者同伴に限り2名様まで無料 |
詳しくは、美術館の公式サイト |
ホテルモントレの創立者のコレクションを公開する大阪の山王美術館で、3月2日から、エコール・ド・パリを代表する画家の一人として活躍した画家・藤田嗣治(1886-1968)の特別展「渡仏から110年 藤田嗣治展」が開幕しました。
1913年に待望のパリ留学を果たした藤田は、留学初期から世界を意識し、「何れの真似でもない」絵を描く画家となることを目指しました。
ピカソ、モディリアーニ、キスリングら同時代の画家たちと交流し、ギリシア時代などの古典芸術に学びながら、独自の画風を確立するべく研鑚を重ねます。1919年11月のサロン・ドートンヌでは、初出品ながら油彩画2点、水彩画4点のすべてが入選するという快挙をおさめ、1921年のサロン・ドートンヌに出品した3作品が『素晴らしき乳白色』と称賛を受け、一躍パリ画壇の寵児になりました。
本展では、初公開となるパリ留学前の希少な作品から、藤田の代名詞ともいえる「乳白色のカンヴァス」にいたる初期の作品に焦点をあて、画風確立の変遷をたどります。