【情念パフェ&グッズ開封】「甲斐荘楠音の全貌」展(京都国立近代美術館)を2倍楽しめるカフェとショップ

日本画の世界から映画の業界へ越境しながら、圧倒的な個性を発揮した甲斐荘楠音の回顧展「甲斐荘楠音の全貌ー絵画、演劇、映画を越境する個性」展が4月9日まで京都国立近代美術館で開催されています。情念に満ちた女性を描いた絵画やいろとりどりの映画の衣裳を堪能した後は、ぜひカフェとミュージアムショップへ。カフェには本展にちなんだ限定パフェがあり、ショップも思わず手にとってしまうグッズがずらりと並んでいます。

1日限定10食「ふるへる女心の情念パフェ」

疏水を眺めながら軽食と喫茶が楽しめる美術館併設のcafé de 505 (カフェ・ド・ゴマルゴ)では、本展の開催期間中、1日限定10食のコラボメニュー「ふるへる女心の情念パフェ」が提供されています。

《幻覚(踊る女)》 1920(大正9)年頃、絹本着色、183.5×105.0 cm 、京都国立近代美術館蔵

このパフェは甲斐荘楠音の作品《幻覚(踊る女)》がモチーフで、真っ赤なカシスソースとビターなチョコフレークで女心の情念を表現しているそうです。カシスソースには3種類のベリーが入っており、甘酸っぱさとヨーグルトアイスの甘さが合わさると、さっぱりとした上品な味わいに。楠音の作品をイメージしたノベルティクッキーもついています。

グッズ開封!

ミュージアムショップはカフェの向かいにあります。ここからは実際に購入した本展のグッズを紹介します。

松栄堂製お香(ふみか) 1100円

京都のお香の老舗、松栄堂とコラボした「ふみか」。ふみかとは紙製の匂い袋です。舞妓さんが描かれた紙の小袋からは、ほんのりといい香りがします。タンスなどに忍ばせたり、しおりとして使ったりできます。京都のお土産にもおすすめです。

パタパタ一筆箋 660円


《虹のかけ橋(七妍)》がモチーフになっている一筆箋です。パタパタと折りたたむと美しい着物の柄が出てきます。持ち運びにも便利そう。

和紙しおりセット 660円


《幻覚(踊る女)》《横櫛》《秋月》がしおりセットになっています。中央の《横櫛》は岩井志麻子著「ぼっけえ、きょうてえ」の表紙にもなったので見たことがある人も多いかもしれません。

A5ダブルクリアファイル 495円


A5サイズのダブルクリアファイル。広げてみると絵画に描かれた女性が登場します。表面はデザインチックなので仕事でも使えそうです。

オリジナル大判絵はがき 各220円


楠音が最後まで描き続けた未完の大作《虹のかけ橋》と《畜生塚》はとても印象的な作品だったので、大判サイズの絵はがきはぜひとも買いたい2枚でした。

ポストカード 各165円


会場でも、楠音のありし日の写真が作品とともに展示されていたので、楠音のポートレイトのポストカードは本展の良い記念となりました。
(ライター 若林佐恵里)

甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性
会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)
会期:2023年2月11日(土・祝)~4月9日(日)
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,800円、大学生 1,100円、高校生 600円
詳しくは同美術館サイト(https://www.momak.go.jp/)へ。
東京ステーションギャラリーに巡回(7月1日~8月27日)