超分野対談会 「伝統工芸作家(漆芸)・浅井康宏さん×デザインエンジニア・山中俊治さん」 3月7日に東京・大手町で ファシリテーターに橋本麻里さん

漆芸の分野で注目の伝統工芸作家・浅井康宏さんと、先端技術を扱うデザインエンジニアとして活躍中の山中俊治さんが語り合う「超分野対談会」が3月7日(火)夕、東京・大手町で開催されます。参加無料です。ファシリテーターは橋本麻里さんが務めます。
文化庁の「伝統工芸/超分野交流事業」の一環。伝統工芸作家と異分野の専門家が対談し、それぞれの考えや経験を交換する中で、新しい視点や付加価値を発見していく狙いです。
今回参加する浅井さんは、漆芸の伝統的技法の蓄積とその深遠な魅力にほれ込み、蒔絵や螺鈿などの漆芸作品づくりに真摯に向き合っている注目の才能。

一方、山中さんは自動車や車や腕時計、携帯電話など幅広く工業デザインを手掛け、先端技術を社会の中で活かすためのデザインエンジニアリングに取り組んできています。
それぞれ異なるフィールドで活躍するお二人が、ご自身の取り組みや経験を踏まえながら、令和の時代における伝統工芸品の意味合いについて、伝統工芸と美について、「伝統と伝承」について、伝統工芸の未来について語ります。ファシリテーターには、永青文庫副館長で編集者の橋本麻里さんが務めます。参加費は無料です。参加者募集中です。
<開催要項>
【日時】3月7日(火)18:30~19:45
【会場】読売新聞東京本社(千代田区大手町1-7-1、東京メトロ、都営地下鉄「大手町」駅・C3出口直結)2階新聞教室
【参加】会場(千代田区大手町)での観覧かオンラインでの視聴のいずれかでの参加が可能です
▶会場での観覧参加(定員30名)を希望する
https://www.ync.ne.jp/otemachi/kouza/202301-18015021.htm
▶web配信での視聴を希望する
https://www.ync.ne.jp/otemachi/kouza/202301-18015022.ht
浅井康宏さん(漆芸) 1983年生まれ、日本工芸会正会員(近畿支部、漆芸部会所属)。2004年国立富山大学高岡短期大学部漆工芸コース卒。2005年室瀬和美(重要無形文化財保持者「蒔絵」)に師事。2015年日本伝統漆芸展「文化庁長官賞」、2017年東日本伝統工芸展「奨励賞」、2021年日本伝統工芸近畿展「京都新聞賞」。「光をめぐる(2017年西武池袋本店)」などの個展の他、「幻視の小宇宙展(2022年銀座和光)」等グループ展にも多数参加。
山中俊治さん 東京大学生産技術研究所教授。デザインエンジニア。日産自動車でカーデザインを経て、腕時計、家具、携帯電話など幅広い工業デザインを手掛け、人と未来の先端技術を示唆する活動多数。2004年毎日デザイン賞受賞、ドイツIFデザイン賞、「Tagtype Garage Kit」がニューヨーク近代美術館パーマネントコレクションに選定された。
(美術展ナビ編集班)