週末いきたい!美術館・博物館でひな祭り 「三井」と「三菱」の雛人形の大きな違いとは

1月に比べて3日少ない2月は、今週末が最後の週末です。来週金曜日3月3日はひな祭りです。
2月11日に始まった「三井家のおひなさま」(三井記念美術館)と2月18日に開幕した「お雛さま―岩﨑小彌太邸へようこそ」(静嘉堂@丸の内)を取材しました。
「三井家のおひなさま」のメインの北三井家11代の長女のひな人形も、岩﨑小彌太邸を飾ったおひなさまも、いずれも昭和のはじめに、京都の「丸平大木人形店」に特注(五世大木平蔵製)でした。ところが、前者は生まれた子供のため、後者は岩﨑小彌太が妻のためと、それぞれ目的が違っていました。そうした事情を聞いて、人形を見比べると、同じ作者なのに表現が異なるところもありました。
両館は東京駅の周辺にありますので、どちらかを鑑賞した方は、足を伸ばしてもう1つも見てみてはいかがでしょうか。

ほかにも、名古屋市の徳川美術館や静岡県三島市の佐野美術館などでひな祭りの展覧会が開かれています。


(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)