ドラマ10「大奥」シーズン2を今年秋に放送 10代家治から大政奉還までを描く

男女逆転の江戸パラレルワールドを描き、話題のドラマ10「大奥」。現在放送中の<8代・吉宗編>に続いて今年秋に「シーズン2」がスタート、大政奉還までを描いて完結することが発表されました。「シーズン1」に当たる現在の「大奥」は吉宗編の第10回放送でいったん終了します。注目の「シーズン2」の主要キャストは今年春以降に発表されます。
よしながふみさんがジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で描いた傑作コミック「大奥」が原作。1月にスタートしたドラマはこれまでに<3代家光編>から<8代吉宗編>まで時代を進めてきました。
今年秋に始まる「シーズン2」では、吉宗の遺志を継いだ若き医師たちが『赤面疱瘡』撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を初めて映像化します。
脚本は『JIN-仁-』『ごちそうさん』『おんな城主 直虎』など数々のヒット作を生み出してきた森下佳子さんが引き続き執筆。“安全な暮らし”“信頼できる絆”“平和”への願いに時代をこえる普遍的なまなざしで向き合い、今なお困難な時代を生きる人々の心に勇気と希望を届けます。
【Season2 あらすじ】
(10 代家治)
老中となった田沼意次は吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが・・・
(11代家斉)
男将軍として就任した家斉だが、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子作りを強制し、その一方で、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開させる。
(13代家定)
1853年に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、12代・家慶は急死。家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山とともに開国を進めていく。そんな中、家定はのちの天璋院・島津胤篤を夫に迎えることとなった…
(14代家茂)
14歳で女将軍の座についた家茂が京から迎えた正室、和宮。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟……のはずが、来たのは和宮の姉だった。
(大政奉還、そして)
新政府軍を率いる西郷隆盛は「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避し・・・
<ドラマ10「大奥」 Season2>
【放送予定】 2023年・秋
【原作】 よしながふみ 【脚本】 森下佳子 【音楽】KOHTA YAMAMOTO
(美術展ナビ編集班 岡部匡志)