【次回の日曜美術館】完璧なやきものを求めて 板谷波山の挑戦 Eテレ 12日朝放送

「重要文化財 葆光彩磁珍果文花瓶」1917(大正6)年 泉屋博古館東京蔵

【次回のEテレ・日曜美術館】

◇朝◇

「完璧なやきものを求めて 板谷波山の挑戦」
放送時間:2月12日(日) 午前9:00~9:45
番組ホームページ

日本近代陶芸の最高峰・板谷波山いたやはざん(1872~1963年)。淡く清らな光の中に高雅な文様が浮かび上がる独特の器は、どのように生み出されたのか。現代でも再現不可能といわれる超絶技巧の謎に迫ります。

「板谷波山」 板谷波山記念館蔵

近年、窯跡から出土した幾多の陶片は、非常に困難な制作に立ち向かっていた波山の妥協なき完璧主義を明かすことになりました。
スタジオには初公開の傑作も登場します。名作の数々とともに比類なき波山芸術の魅力をあますところなく紹介します。

「葆光彩磁草花文花瓶」1925(大正14)年 個人蔵

◇夜◇

「“日本に生まれたオランダ人” 亜欧堂田善」
放送時間:2月12日(日) 午後8:00~8:45
番組ホームページ

江戸時代を代表する洋風画家の一人、亜欧堂田善あおうどうでんぜん(1748~1822)。西洋からもたらされた遠近法や陰影法を駆使して独自の油彩画や銅版画を描き、洋風画の先駆者、司馬江漢から“日本に生まれたオランダ人”と言われたという。

今、没後200年を記念して大規模な展覧会が開かれている。番組では、亜欧堂田善の制作手法を明らかにしながら、風俗画としての魅力にあふれた銅版画や油彩画を紹介する。(初回放送日: 2023年2月5日)

(読売新聞デジタルコンテンツ部)