【開幕】「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」 森アーツセンターギャラリーで4月10日まで 圧巻の約1500点

(右)映画『世にも怪奇な物語 悪魔の首飾り』「ヒグチユウコ×大島依提亜 映画のはなし」(白泉社『MOE』2021年3月号より引用)、(左)映画『マティアス&マキシム』「ヒグチユウコ×大島依提亜 映画のはなし」(白泉社『MOE』2020年10月号より引用) デザイン:大島依提亜

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)で始まった「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」。開幕前日の2月2日に行われた内覧会で取材しました。多彩な約1500点の展示に圧倒されます。ひときわ印象的だったのがアートの映画ポスター。フェリーニの名作「世にも怪奇な物語」、そして記憶に新しい「マティアス&マキシム」と見事に世界観を表現します。

ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END
会期:2023年2月3日(金)~ 4月10日(月) ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー 52 階(東京都港区六本木6-10-1)
開館時間:10:00~18:00 (金・土は 20:00 まで)*入館は閉館の 30 分前まで
観覧料:一般・大学生・専門学校生 2,000 円(1,900 円)/中高生 1,600 円(1,500 円)/小学生600円(600 円)
※()内は前売り料金/販売期間:販売中~ 2023年2月2日(木)
※事前予約制(日時指定券)を導入しています。
※未就学児は無料。日時指定券のご購入は不要です。
詳しくは展覧会公式サイトへ。

デザインの大島依提亜さんとのコンビで世界的に話題になった「ミッドサマー」の底知れない恐ろしさ、あの繊細な「キャロル」や「ムーンライト」は情感あふれるタッチで。自在な筆の運びに改めて感銘しました。

作品のイメージを的確に伝え、かつオリジナリティあふれる「ミッドサマー」(手前)のポスターはやはり今も鮮烈。「キャロル」(奥上)なども見事です。
「ラストナイト・イン・ソーホー」、「エコール」などにも惹かれました

2019年から全国9会場を巡回。描きおろしの作品などもたっぷり楽しめます。会場を覆い尽くすこの作品の質と量!

長年の協創でつながりの深いGUCCI。かわいく魅力的なコラボレーションの作品がまとまって見られます。

絵画作品以外の立体やインスタレーションも凝っていました。和風のテイストの展示もステキでした。

風神雷神がキュート!

とにかく作品の数に驚嘆。公式では「約1000点」としていましたが、ヒグチユウコさんのSNSによると「展示作品を数えたら1490点」とのことです。展示の最後の映像でヒグチユウコさんの仕事ぶりが紹介されていますが、そのスピードと正確さにさらに驚かされます。

同展を記念し、展覧会場と同じフロアに「CANTEEN  GUSTAVE by THE SUN & THE MOON」がオープン。特製のお皿がセットになったメニューも登場します。こちらもファンは見逃せませんね。

「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」 森アーツセンターギャラリー(六本木)で2月3日(金)から。 作家初の大規模個展。2019年の東京で始まり、各地を巡ってきた人気展が再び東京に戻ってきました。さらにパワーアップした充実の展示です。詳しくは下記の記事をご覧ください