【次回の日曜美術館】“日本に生まれたオランダ人” 亜欧堂田善 Eテレ 5日朝放送

亜欧堂田善「両国図」 秋田市立千秋美術館蔵

【次回のEテレ・日曜美術館】

◇朝◇

「“日本に生まれたオランダ人” 亜欧堂田善」
放送時間:2月5日(日) 午前9:00~9:45
番組ホームページ

江戸時代を代表する洋風画家の一人、亜欧堂田善あおうどうでんぜん(1748~1822)。西洋からもたらされた遠近法や陰影法を駆使して独自の油彩画や銅版画を描き、洋風画の先駆者、司馬江漢から“日本に生まれたオランダ人”と言われたという。

今、没後200年を記念して大規模な展覧会が開かれている。番組では、亜欧堂田善の制作手法を明らかにしながら、風俗画としての魅力にあふれた銅版画や油彩画を紹介する。

亜欧堂田善「二州橋夏夜図」(銅版画東都名所図のうち) 須賀川市立博物館蔵
亜欧堂田善「三囲雪景図」 歸空庵蔵
亜欧堂田善「大日本金龍山之図」 須賀川市立博物館蔵

◇夜◇

「杉本博司 江之浦測候所奇譚きたん
放送時間:2月5日(日) 午後8:00~8:45
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世界的なアーティスト・杉本博司が自らの「遺作」として神奈川県小田原市に作り続けている巨大なアート施設「江之浦測候所」。

冬至の日の出の光が突き抜ける隧道(トンネル)。日本各地から集められた有名無名の石。今年3月には海を背に建てた朱塗りの社(やしろ)に、奈良・春日大社から神霊を招いた。

「五千年後に遺跡としていかに美しく残るか」と考えているという杉本は、石に取りつかれ、骨董に呼ばれていると、不思議な体験を夜明けまで語るのだった…。(初回放送日: 2022年7月10日

(読売新聞デジタルコンテンツ部)