【プレビュー】特別展「コレクションの20世紀」名古屋市美術館で4月15日から モディリアーニの《おさげ髪の少女》など約100点を時代順に

アメデオ・モディリア ーニ《おさげ髪の少 女》1918年頃

特別展「コレクションの20世紀」
会場:名古屋市美術館 (名古屋市中区栄2-17-25 芸術と科学の杜・白川公園内)
会期:2023年4月15日(土)~6月4日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時、5月5日をのぞく金曜日は午後8時まで (いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
入場料:一般800円、高大生600円、中学生以下無料
詳しくは、美術館のホームページ

4月に開館35周年を迎える名古屋市美術館が8,000点を超えるコレクションから、モディリアーニの《おさげ髪の少女》をはじめ、横山大観、藤田嗣治、三岸好太郎など、選りすぐりの約100点を紹介します。これらの作品を通して、日本と世界の20世紀という時代とその美術を再検証する試みです。

横山大観《日月》1902年頃
三岸好太郎《海と射光》1934年
椎原治《流氓ユダヤ―仮睡》1941年

これまで同館では、「エコール・ド・パリ」「メキシコ・ルネサンス」「現代の美術」「郷土の美術」と4つの収集方針ごとに常設展示室でコレクションを紹介してきましたが、本展ではその垣根を取り払い、全出品作品を年代順に紹介していきます。

芥川(間所)沙織《神話より》1957年
三木富雄《耳》1972年

普段とは異なる展示手法で、個々の作品が持つ時代を超えた「普遍性」と、制作された時代の社会状況を色濃く出す「特殊性」という、美術品が持つ2つの側面を引き出していきます。

エドワード・ルッシェ《20 世紀》1988年 ©Ed Ruscha
中西夏之《G/Z 足元はオレンジ色 HOHO-1》1994 年 ©NATSUYUKI NAKANISHI

(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班 岡本公樹)