【開幕】デザインの多様性が楽しいうつわたち 「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手」 大阪歴史博物館

―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手

特別企画展「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手(いんばんて)」が、大阪歴史博物館で開幕しました。

明治時代から昭和初期にかけて全国各地で大量生産された、日常使いの器である「印版手」。本展で紹介されているのは、印版手コレクター・橋本忠之氏が体系的、網羅的に収集した1000点を超える作品から選りすぐられた名品たち。
通常は「印判手」と表記されることの多いものですが、橋本氏の研究において、「印版手」の歴史は近代以降の印刷の発展とともに進化してきたことを踏まえ、研究に敬意を払い「印版手」と呼んでいます。近年も、うつわ作家の作品とあわせてヴィンテージとして人気があり、モダンな飲食店で使われているような品をみたことある人も多いのではないでしょうか。


型紙や銅版転写といった技法で、当時の風俗や流行を取り入れた図柄を陶磁器に転写する印版手のやきもの。デザインの多様性がとにかく楽しく、さらに本展の展示品はそのほとんどが初公開となります。
現・大阪市西区は江戸時代から「瀬戸物(せともん)町」と呼ばれ、陶業商が集中していた地域。同館には、老舗陶器商・つぼ善商店から2021年に明治末期から昭和戦中期にかけて発行された陶磁器業界紙『陶業時報』が寄贈されました。本展にはこちらの資料も特別公開されています。


そして、雰囲気がガラッと異なるコーナーは、スタイリスト・東ゆうなさん監修。印版手に馴染みのない世代に向けて、印版手を暮らしに取り入れる素敵な提案が楽しめます。「印版手ってカワイイ♡」をテーマにしたワクワクする展示も必見です。


3月21日まで。