【プレビュー】「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」森アーツセンターギャラリーで2月3日から 全国巡回した大規模個展がパワーアップ! かわいくも怖く、楽しくも切ない世界観を約1000点の作品で余すところなく体感 

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《終幕》 2022年 ©Yuko Higuchi

ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END
会期:2023年2月3日(金)~ 4月10日(月) ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ森タワー 52 階(東京都港区六本木6-10-1)
開館時間:10:00~18:00 (金・土は 20:00 まで)*入館は閉館の 30 分前まで
観覧料:一般・大学生・専門学校生 2,000 円(1,900 円)/中高生 1,600 円(1,500 円)/小学生600円(600 円)
※()内は前売り料金/販売期間:販売中~ 2023年2月2日(木)
※事前予約制(日時指定券)を導入しています。
※未就学児は無料。日時指定券のご購入は不要です。
詳しくは展覧会公式サイトへ。

空想と現実を行き交う自由な発想とタッチで、多くの人々を魅了してきた画家・絵本作家のヒグチユウコ。作品制作のみならず、絵本『せかいいちのねこ』シリーズなどを刊行し、近年はGUCCIとのクリエーションも行ってきました。

ねこのピエロ 2018年 ©Yuko Higuchi

2019年からは、初の大規模個展「ヒグチユウコ展 CIRCUS」が全国9会場を巡回。さらにパワーアップした「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」が森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)で2月3日(金)から4月10日(月)まで開催されます。全国を巡った約500点の作品に、巡回展では紹介しきれなかった作品も加わり、展示総数は約1000点!少女、キノコ、不思議な生きものたちが繰り広げる楽しくもどこか切ないサーカスの世界へと、鑑賞者を誘います。

絵本の原画が勢ぞろい

デビュー作『ふたりのねこ』(2014年、祥伝社)をはじめ、「ギュスターヴくん」(2016年、白泉社)、『ほんやのねこ』(2018年、白泉社)など、今までに発行された絵本の原画が勢ぞろいします。

「ふたりのねこ」 23 ページ原画 2014年 © Yuko Higuchi
「せかいいちのねこ」表紙原画 2015年 ©Yuko Higuchi

サーカスの空間が登場

所狭しと並んだ原画で彩られたサーカスの空間が登場。ヒグチユウコが背景を担当した『カカオカー・レーシング』(2017年、グラフィック社、今井昌代著)の立体展示や、「サーカス」にちなんだ本展描き下ろし原画などが並びます。

Circus 2018 年 © Yuko Higuchi
双子 2018 年 © Yuko Higuchi
愛知会場チケット用作品 2020年 ©Yuko Higuchi
兵庫会場チケット用作品 2019年 ©Yuko Higuchi
高知会場チケット用作品 2019年 ©Yuko Higuchi

ヒグチ流ホラーの真骨頂

かわいくも、どこか不穏で怖いのがヒグチ流のホラーの世界観。女の子、かたつむり、ハサミなど、様々なモチーフを駆使して「怖い」を追求するヒグチユウコのホラー世界の真骨頂を垣間見ることができます。

鋏 2018年 ©Yuko Higuchi

ヒグチユウコの「現在」を知る

本の装画や企業への作品提供など、最近の活動をとおして発表された作品も紹介します。作品集『ヒグチユウコ画集 CIRCUS』(2019年、グラフィック社)の原画や自主制作で発刊された画集『Fear』に掲載された作品。表現の幅をさらに広げる作家の現在を知ることができるでしょう。

各巡回地のメインビジュアルが大集合

全9会場を巡回するごとに描き下ろされたメインビジュアルを一挙に紹介します。色彩豊かな作品から幻想的な魅力を放つ一枚まで、全国の会場で来場者を魅了した大判作品を堪能できます。

広島会場描きおろし作品 《Sirens》 2019年 ©Yuko Higuchi

 

静岡会場描きおろし作品 《CIRCUS 巡業の旅》 2019年 ©Yuko Higuchi
愛知会場描きおろし作品 《CIRCUS GUSTAVE くんたち大集合》 2020年 ©Yuko Higuchi
長野会場描きおろし作品 《CIRCUS TREE》 2021年 ©Yuko Higuchi
岡山会場描きおろし作品 《CIRCUS 蝸牛と道化》2021年 ©Yuko Higuchi

また、本会場のために描き下ろされた大作《終幕》(2022年)も展示。「FINAL END」となる本展がいかに締めくくられるのか、期待が高まります。

《終幕》 2022年 ©Yuko Higuchi

(読売新聞美術展ナビ編集班)