【BOOKS】永井紗耶子さんの新刊『木挽町のあだ討ち』(新潮社)刊行 歌舞伎や落語、時代小説への入り口に

美術展ナビにも定期的に寄稿していただいている小説家の永井紗耶子さんの新刊小説『木挽町のあだ討ち』が1月18日、新潮社から刊行されました。

永井さんは、新田次郎文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞など三冠の『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』に続き、昨年は『女人入眼』が直木賞候補になり、注目されている小説家です。

新刊『木挽町のあだ討ち』のあらすじは

ある雪の降る夜、芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆によってみごとな仇討ちが成し遂げられた。血まみれの首を高くかかげ、語り草となった凄惨な仇討ちには、隠された真相があった――。

ラストにはミステリ小説のような驚きと感動が訪れる、著者の到達点の作品です。現代に通ずる価値観や苦悩が盛り込まれ、読者の心を揺さぶる本書は、「江戸時代」のイメージを覆す新しい時代小説です。

永井さんは美術展ナビの読者に次のようなメッセージを寄せてくれました。

『この作品は、江戸時代や歌舞伎、落語などの伝統芸能がお好きな方はもちろん、「時代小説って難しいんでしょう」「あんまり歴史に詳しくないから」と、おっしゃる方にも楽しんでいただける作品です。

これまで時代小説は「食わず嫌いだった」という方からも、「面白い」という声を寄せていただいています。

 これが、歌舞伎や落語、時代小説への入り口になれたら…と、思っています。

 芝居小屋で働く人々が、一人称で語る「ある事件」の証言。そして、彼らの人生。

 ミステリーとしても、人間ドラマとしても、楽しんでいただければ幸いです。』

また、本書を3名にプレゼントします。

(読売新聞デジタルコンテンツ部美術展ナビ編集班)

人気声優、関智一さんによる朗読の動画も公開されました。書籍を購入すると20分のフルバージョンが聞けます。