【開幕】「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」東京オペラシティアートギャラリーで、3月26日(日)まで

Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区西新宿3-20-2)
会期:2023年1月18日(水)~3月26日(日)
休館日:月曜日、2月12日(日)
開館時間:11時~19時(入場は18時30分まで)
入場料:一般1,200円、大・高生800円、中学生以下無料
詳しくは、同館HP

映像、パフォーマンス、絵画、彫刻といったさまざまなメディアを交錯させるインスタレーションを精力的に発表している泉太郎(1976~)。パリのパレ・ド・トーキョー(2017年)など海外で大規模個展を開催してきたアーティストが東京の美術館で開く初の大規模個展です。開幕前日のプレス内覧会にうかがいました。

全てのロッカーにはすでに荷物が

まずは手荷物などを預けようと、コインロッカーの扉を開けると、何やらずっしりと重い荷物が…。間違えたかと思い、ほかを探しても、同じものが入っていました。係の方から「中の荷物をお持ちください」との指示があり、すでにインスタレーションに参加していることに気づきます。

参加者にはマントを着用を指示される

案内された小部屋に腰掛け、QRコードを読み取るとスマートフォンからは、ささやくような女性の声と男性とのかけあいが聞こえます。色々なルール説明とともに、コインロッカーの中にあった荷物を開けてマントを着るようにという指示がありました。

謎めいたメッセージ

さらに先を進むと、謎めいたメッセージがいくつか壁に書かれていました。

参加者が組み立てたテント

メッセージの指示に従うと、古墳の裏側がプリントされた面を表にしたテント(お墓)が完成していきます。キャンプ場のテントのように中に入って、くつろいだり、ほかの人の作業を眺めることもできそうです。

VRで被葬のような体験をする

最後はVR(仮想現実)ゴーグルをつけて、石棺をイメージした焼き物の中に頭を入れて横たわり、被葬されたような体験をします。

まずは石舞台古墳や神武天皇陵からインスパイアされ、その想像力は時代や国境を超えてあちらこちらへと広がり、かなりの深さの参加型のインスタレーションとなりました。参加しながら考えると触発される機会も増えそうですし、最後のVRコーナーは待ち時間も長いので、余裕をもって来場することをお勧めします。(美術展ナビ編集班・若水浩)