【開幕】国宝含む名刀が集結 「乱世を駆け抜けた名刀 ―戦国の動乱から徳川の時代へ―」(静岡・佐野美術館)

武家文化を象徴する刀剣を紹介する展覧会「乱世を駆け抜けた名刀 ―戦国の動乱から徳川の時代へ―」が、佐野美術館で開幕しました。
日本各地に有力武将が並び立ちしのぎを削った時代、織田信長が長篠の戦いの褒美とした一文字、豊臣秀吉の遺物として藤堂高虎が拝領した大兼光、武田信玄の馬手差(めてざし)と伝わる助宗、上杉謙信ゆかりの火車切、穂先に止まったトンボが真っ二つになったという本多忠勝の蜻蛉切の槍など、際立った個性の武将たちと共に乱世を駆け抜けた名刀が今に伝わっています。



本展では、戦乱の世に終止符を打ち実現された太平の江戸時代、徳川家康のお抱え工・康継をはじめ、各大名家のお抱え刀工が鍛錬した刀剣や、徳川将軍家伝来の名刀といった作品を紹介。さらに乱世に花開いた桃山時代の美術工芸作品もあわせて、約60点が展示されています。

近年、刀剣ブームでそれぞれの作品における成り立ちや来歴に着目するファンも多くなりました。戦国武将ゆかりの刀剣を歴史や由緒とともに紹介することで、実物の魅力とともにその歴史背景も学ぶことができます。展覧会を通して、ぜひ新たな推しの逸品を見つけてみてはいかがでしょうか。
2月12日まで。
乱世を駆け抜けた名刀 ー戦国の動乱から徳川の時代へー
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会期
2023年1月7日(土)〜2月12日(日) -
会場
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観覧料金
一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
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休館日
木曜日
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開館時間
10:00〜17:00 (入館の受付は16:30まで) - カレンダーへ登録