【プレビュー】百人一首発祥の地でゆかりの作品に触れる――「絵で知る百人一首と伊勢物語」展 嵯峨嵐山文華館で1月28日から

伝藤原定家《小倉色紙朝ほらけ》

絵で知る百人一首と伊勢物語
会場:嵯峨嵐山文華館(京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場11)
会期:2023年1月28日(土)~4月9日(日)
休館日:火曜休館。ただし3月21日は開館
アクセス:JR山陰線嵯峨嵐山駅から徒歩14分、阪急嵐山線嵐山駅から徒歩13分、京福電鉄嵐山駅から徒歩5分
入館料:一般・大学生900円、高校生500円、小・中学生300円、障害者と介添え人1人500円、幼児無料。
※前期(~3月6日)、後期(3月8日~)で展示替えあり
※最新情報は、同館HP(https://www.samac.jp/)で確認を。

鎌倉時代の歌人・藤原定家が編んだ秀歌撰「小倉百人一首」は、定家の息子・為家の舅である宇都宮頼綱(蓮生)の求めに応じて約500年の間に編纂された勅撰和歌集から、100人の歌人が詠んだ歌を各1首づつ選び、色紙に揮毫したものだ。この展覧会では定家の直筆とされる《小倉色紙》をはじめ、菊池契月筆《六歌仙図屏風》など、百人一首に登場する歌人を描いた、近世から近代にかけての日本画を展示する。

菊池契月《在五中将》
池田孤邨《三十六歌仙図屏風》

嵯峨嵐山文華館の「名物」である2階畳ギャラリーでは、百人一首の歌人の中から「ちはやふる神代も聞かず龍田川 からくれなゐに水くくるとは」の一首を詠んだ在原業平に着目。業平を主人公とする『伊勢物語』の場面を想起させるような絵画を展示する。『百人一首』と『伊勢物語』、2つの古典文学を絵画で読み解く、同館ならではの企画だ。

俵屋宗達益田家本伊勢物語図色紙第二段《西の京》

展示作品総数は45点。うち初公開が15点。前期、後期ともに36点ずつが公開される(一部展示替えあり)。福田美術館との2館共通券も用意されている。

(美術展ナビ取材班)

菊池契月《六歌仙図屏風》(上:右隻/下:左隻)