東博は2023年も1月2日から開館 長谷川等伯の国宝「松林図屛風」や干支のウサギ、大安寺の仏像など

国宝 松林図屛風 長谷川等伯筆 左隻 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵

東京国立博物館(東京・上野)は、2023年も1月2日(月・休)より開館します。20年目となる恒例の正月企画「博物館に初もうで」(1月2日~1月29日)では、干支のウサギをテーマにした作品を特集するほか、例年、お正月に展示される長谷川等伯筆の国宝「松林図屛風」も1月2日から1月15日まで公開されます。いつもの本館2室ではなく、本館7室の「創立150年記念 特集 戦後初のコレクション 国宝「松林図屛風」」で展示されます。

国宝 松林図屛風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 展示期間:1月2日~15日

博物館に初もうで

2023年の「博物館に初もうで」では、平成館企画展示室で特集「にもかくにもうさぎ年」を開催。さまざまな姿、しぐさのウサギが表現された日本や東アジアの作品を紹介します。

左:染付水葵に兎図大皿 伊万里 江戸時代・19世紀 平野耕輔氏寄贈 中上:染付兎形皿 御深井 江戸時代・19世紀 中下:兎水滴 江戸時代・18〜19世紀 渡邊豊太郎氏・渡邊誠之氏寄贈 右:月宮八稜鏡 中国 唐時代・8世紀 いずれも東京国立博物館蔵
左:火事装束 紺麻地波兎雨龍模様 江戸時代・19世紀 アンリー夫人寄贈 中:豆兎蒔絵螺鈿硯箱 伝永田友治作 江戸時代・19世紀 右:吉例 兎の年礼噺 蓮池堂画 明治5年(1872) いずれも東京国立博物館蔵

各展示室でも、お正月にふさわしい吉祥の作品を紹介します。

左:青花紅彩蝠雲文壺 中国・景徳鎮窯「大清乾隆年製」銘 清時代・乾隆年間(1736~95)展示期間:2022年11月29日~2023年3月19日 右:振袖 鬱金色綸子地牡丹橘網模様 江戸時代・18世紀 旧久留米藩藩士家伝来 展示期間:1月2日~3月5日 いずれも東京国立博物館蔵

大安寺の仏像

また1月2日から本館11室で、特別企画「大安寺の仏像」が始まります。2022年4~6月に奈良国立博物館で特別展「大安寺のすべて―天平のみほとけと祈り―」が開かれて注目されている奈良の大安寺の至宝が東京でも公開されます(奈良の展覧会とは内容が異なります)。 3月19日まで。総合文化展の入場料で観覧できます。

左から 重要文化財 楊柳観音菩薩立像 多聞天立像 不空羂索観音菩薩立像 聖観音菩薩立像 いずれも奈良時代・8世紀 奈良・大安寺蔵 画像提供:奈良国立博物館 撮影・西川夏永

(読売新聞美術展ナビ編集班)
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