【開幕】「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展 東京都庭園美術館で、2023年3月5日(日)まで

「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
会期:2022年12月17日(土)~2023年3月5日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし1月9日は開館)、12月28日~1月4日、1月10日
開館時間:10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
入館料:一般1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む)1,120円、中・高校生、65歳以上700円。※オンラインによる事前予約制
詳しくは、同館HP

1910~30年代の欧州および日本の芸術家たちが、国やジャンルを超えて様々に交流し、装飾芸術やモダンデザインを展開した軌跡を紹介する「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」展が12月17日から、東京都庭園美術館で開幕します。開幕前日のプレス内覧会にうかがいました。

展覧会では、絵画や家具、インテリア、ファッションなど、国やジャンルを超えたつながりに注目しています。そのキーとなる作家と、その作品を中心に見てみました。

ジュールダンの壁紙サンプル

フランシス・ジュールダン(1876~1958)は働く人の生活環境をより良くしようと活動した家具デザイナーです。室内装飾のデザイン画に青や黄色の鮮やかな色彩を用いたことや、壁紙のデザインからはウィーン工房や日本美術からの影響が感じられるといいます。

ジュールダンの家具

シンプルな家具は、どのような部屋にも合い、色々な組み合わせもできそうです。

ドローネーの作品

ソニア・ドローネー(1885~1979)はウクライナ出身の装飾芸術家です。画家以外にも、1910~20年代にモードの世界でも活躍。詩人や作家らと協力して、舞台や映画の衣装のデザインも手がけました。

斎藤佳三の作品

斎藤佳三かぞう(1887~1955)は音楽、美術、建築からファッションまで、幅広いジャンルで活躍しました。欧州へ渡ることが難しかった時代に2度もドイツに留学。和服から洋服に変えていくことを提案し、ヨーロッパの芸術・デザインを日本の生活の中に取りいれようとしました。

展示風景
展示風景

展示作品数は約400点。アール・デコ様式の旧朝香宮邸と、同時代の展示作品との共鳴にも、耳を傾けてみてはいかがでしょうか?(読売新聞美術展ナビ編集班・若水浩)