【BOOKS】「どうする家康」時代考証を担当する柴裕之さんと平山優さんが最新作を角川選書から連続刊行

2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」。時代考証を担当する柴裕之さんと平山優さんの最新作が、角川選書から連続で刊行されました。9月に刊行された柴さんの『青年家康 松平元康の実像』は家康の三河統一まで、11月に刊行の平山さんの『徳川家康と武田信玄』はその後の時代を取り扱っています。あたかも連作のようですが、担当編集者によると、実はまったくの偶然だそうです。ドラマの展開にあわせて併読していくのも面白そうです。

美術展ナビではこの2冊をセットにして3名にプレゼントします。

柴裕之『青年家康 松平元康の実像』

【内容】忍耐と家臣たちの結束で江戸開幕を成し遂げた神君・家康――。しかしその従来像は「松平・徳川中心史観」、つまり歴史の結果を必然とした予定調和の産物にすぎない。果たして桶狭間敗戦後、青年期の家康=松平元康は、いかに今川家の従属から独立し敵対していったのか。同時代にみられる「戦国大名」と「国衆」との関係のあり方を踏まえつつ、父・広忠時代からの松平氏の歩みや今川義元の三河支配とその実態を徹底検証。真実の家康像を提示する。

■本文より 目次■
第一章 安城松平氏の台頭と内紛
第二章 父・松平広忠の苦難
第三章 今川義元の三河支配と松平元康
第四章 桶狭間敗戦と「独立」

平山優『徳川家康と武田信玄』

【内容】 桶狭間合戦を契機にした自立から今川攻め、家臣離反と亡国の危機に瀕した三河一向一揆、信玄による駿河侵攻と三方原合戦の大敗――若き家康が直面した「どうする?」の決断には、つねに大国武田との攻防があった。両者はいつどのように互いの存在を意識し、なぜ手を結び、ついには手切れとなったのか。息詰まる駆け引きと命運をわけた決断の背景には、いったい何があったのか。巷間いわれる「信玄にやられ続けた家康」像は果たして正しいのか。膨大な史実を丹念に読み解き、数少ない史料の「点と点」をつなぎ合わせながら、立体的に歴史を浮かび上がらせる。2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」時代考証担当が、これまでほとんど語られてこなかった家康・信玄の攻防を軸に、戦国史の最前線に斬り込む。

■本文より 目次■
第一章 松平元康と武田信玄
第二章 今川氏攻略に向けた動き
第三章 家康と信玄、今川攻めへ
第四章 不気味な静けさ
第五章 徳川家康、生涯最大の危機

購入は書店または、KADOKAWAのHP(『青年家康』『徳川家康と武田信玄』)から各インターネット書店で。
(読売新聞美術展ナビ編集班)