建て替えの初代国立劇場をモチーフとした浮世絵(木版画)を山口晃氏とアダチ版画研究所が新たに制作へ

昭和41年(1966年)に開場した国立劇場

建て替えのため2023年10月末で閉場する国立劇場(東京・半蔵門)が、現在の国立劇場をモチーフにした浮世絵(木版画)を新たに制作すると、12月6日に発表しました。初代国立劇場の姿を記憶にとどめようと、「未来へつなぐ国立劇場プロジェクト」の一環として行われます。

浮世絵(木版画)の版下絵を作画するのは、日本の伝統的絵画の様式を用いながら、過去と未来が混在するイマジネーションあふれる作風で知られる画家の山口晃さん。

山口晃さん(撮影:曽我部洋平)
山口晃さんの過去の作例 山口晃「新東都名所 東海道中 日本橋 改」(2012年制作)

木版画の制作は、江戸時代の浮世絵の高度な制作技術を現代に継承する彫師・摺師を抱える工房兼版元のアダチ版画研究所が担当します。

アダチ版画研究所の木版画の制作の様子

山口さんの新作浮世絵の完成・公開は、来年夏ごろの予定。

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)