【開幕】「京都・智積院の名宝」サントリー美術館で1月22日まで 長谷川等伯の名高い障壁画の抒情美

京都・智積院の名宝
会期:2022年11月30日(水)~2023年1月22日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います。
会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階)
開館時間:10時~18時
※金・土および1月8日(日)は20時まで開館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(ただし1月17日は18時まで開館)、12月30日(金)~1月1日(日・祝)
入館料:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料
詳しくは美術館公式サイト:https://www.suntory.co.jp/sma/

開幕前日の内覧会を取材しました

(左)《国宝 桜図》長谷川久蔵 (右)《国宝 松に秋草図》長谷川等伯 いずれも 桃山時代 16世紀 智積院【全期間展示】

11月30日(水)、サントリー美術館(東京・六本木)で開幕した「京都・智積院の名宝」展。前日に開催された内覧会に伺いました。“長谷川等伯プロデュース”の見事な障壁画を、東京で見られるのは実に有難いです。

《国宝 楓図》 長谷川等伯 六面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】
《国宝 桜図》 長谷川久蔵 五面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】

長谷川等伯の国宝「楓図」も全期間展示です。全6面がまとめて展示されるのは非常に珍しいそうです。才能を認められながら、惜しくも若くして世を去った息子・久蔵の作品と並んでいます。

《国宝 楓図》 長谷川等伯 桃山時代 16世紀 智積院 【全期間展示】

本展では国宝「楓図」「桜図」など誰もが知る障壁画群を初めて寺外で同時公開するのが目玉。音声ガイドも話題の方でした。

会場風景
音声ガイドは栗原英雄さん

注目は智積院にゆかりの深い近現代の作品。特に堂本印象の『婦女喫茶図』『松桜柳図』は印象的でした。通常非公開の作品なので、ぜひお見逃しなく。

(奥)《松桜柳図》 堂本印象 昭和33年(1958) 智積院【全期間展示】
《婦女喫茶図》 堂本印象 四面 昭和33年(1958) 智積院 【全期間展示】
(左)『朝顔図』 土田麦僊  昭和9年(1934) 智積院【全期間展示】

国宝「金剛経」など智積院秘蔵の多彩な名宝が一堂に

《重要文化財 孔雀明王像》 一幅 鎌倉時代 14世紀 智積院 【展示期間:12/28~1/22】
《国宝 金剛経》(部分) 張即之 一帖 南宋時代 宝祐元年(1253) 智積院 【全期間展示(場面替あり)】
《重要文化財 瀑布図》 一幅 南宋時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】
《弘法大師像》 一幅 室町時代 文安元年(1444) 智積院 【展示期間:11/30~12/26】
《京都府指定有形文化財 興教大師像》 一幅 鎌倉時代 13世紀 智積院 【展示期間:11/30~12/26】

グッズもとてもおしゃれ。要チェックです。

「京都・智積院の名宝」展 サントリー美術館(東京・六本木)で来年1月22日(日)まで。 桃山時代の絢爛豪華な抒情美にふれる貴重な機会です。

会場は撮影禁止ですが展示会場の上階の6階ホール前に記念撮影ができるフォトスポットがあります

(美術展ナビ編集班 岡部匡志)