芸術新潮12月号 恒例の「これだけは見ておきたい2023年美術展」大特集

芸術新潮12月号が11月25日に刊行されました。特集は毎年恒例の「これだけは見ておきたい2023年美術展」です。主要な25展を月ごとに紹介するほか、番外編や「もっと見たい」を合わせると約100展を網羅しています。
担当した編集部の柴田美穂さんは「全体では約100展を紹介していますが、特に25展を選んで重点的に紹介している中に、今回はファッション・ブランドの展覧会が3展も入りました。
会期の順に、マリー・クワント展、クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ、イヴ・サンローラン展で、近年、ファッション展そのものが増えているのがこの結果になったと思います。
20世紀のファッション・デザイナーの見直しが進んでいることが背景にあるのでしょう。
大型展は数年の時間をかけて作られるので、コロナ4年目となる2023年あたりから影響が顕著に出てくるかもと懸念していましたが、蓋を開けてみれば、西洋美術、日本美術、現代美術、考古など、どのジャンルも楽しみな展覧会がたくさんあって安心しました。
個性派展覧会ということでは、”骨抜き”の恐竜展「恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造」が個人的には特に楽しみですね」と話しています。
付録には、8つの展覧会から選りすぐられた作品が載るカレンダー(2022年12月~2023年12月)がつきます。特別定価1670円。購入は、書店や芸術新潮のサイトから各インターネット書店で。
(読売新聞美術展ナビ編集班)