「サンローラン」が、メゾンの創業者イヴ・サンローランが愛したファッションアイコン、ベティ・カトルーの物語を振り返るBETTY CATROUX – YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」を開催します。

多くのアーティストに影響を与えたモデル、ベティ・カトルー。サンローランの創業者であるイヴ・サンローラン（1936－2008）は、1967年に初めて彼女に出会った瞬間から、自らの“片割れ”とよぶほど親しい盟友となり、その後サンローラン・スタイルを象徴するミューズとなりました。彼女とメゾンの親密な関係は、イヴ・サンローラン亡きあとも、今なお続いています。

本展では稀代のファッションアイコンのストーリーを振り返り、サンローランの過去と現代を繋ぐ展覧会です。サンローランの現クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロが監修。ベティ・カトルーからピエール・ベルジェ＝イヴ・サンローラン財団へ寄贈された作品が数多く展示されます。彼女のワードロープや、現在でもサンローランの代表的スタイルに影響を与え続けている作品も紹介し、そのユニークなパーソナリティと美学を探ります。

会場は７つの部屋（予定）に分かれていて、順を追って「ベティ」と「サンローラン」スタイルを紐解きます。

①70’ｓという時代
②サファリ・ジャケット
③レザー
④デイ・ウェア
⑤イブニング・ウェア
⑥タキシード
⑦アンソニー・ヴァカレロとベティ
※パリ・上海で同じエキシビションが行われた際のホームページ（https://museeyslparis.com/en/stories/betty-catroux-feminin-singulier#tuxedo-collection-boards-from-vatious-collection-36）

(美術展ナビ編集班　岡部匡志)