【開幕】欧州を代表する総合芸術の拠点、その全貌を伝える 「パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂」 アーティゾン美術館で2月5日まで

パリ・オペラ座―響き合う芸術の殿堂 |
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会期:2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日) |
会場:アーティゾン美術館 6・5階展示室(東京・京橋) |
開館時間:10:00 ー 18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで |
休館日:月曜日(1月9日は開館)、12月28日−1月3日、1月10日 |
観覧料金:日時指定予約制 ウェブ予約チケット(税込)1,800円 当日チケット(窓口販売)2,000円 学生無料(要ウェブ予約) ※当日チケット(窓口販売)はウェブ予約枠に空きがある場合に販売します。 ※中学生以下はウェブ予約不要です。 ※この料金で同時開催の展覧会を全てご覧頂けます。 |
アクセス:JR東京駅(八重洲中央口)、東京メトロ銀座線・京橋駅(6番、7番出口)、東京メトロ銀座線/東西線/都営浅草線・日本橋駅(B1出口)から徒歩5分 |
同時開催:石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 Art in Box-マルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後 |
詳細は同館の公式サイトへ |
11月5日(土)、アーティゾン美術館(東京)で開幕した「パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂」展。前日に行われた内覧会を取材しました。オペラファン、バレエファンは特に必見です!冒頭に紹介したのはあの「バレエ・リュス」コーナー。『火の鳥』を初演したタマラ・カルサヴィナの美しい姿から、ストラヴィンスキーのメロディーが沸き上がってくるようです。

リムスキー=コルサコフの代表作をバレエ化。バレエ・リュスが1910年、オペラ座で初演した名高い上演です。出演したイダ・ルビンシュタインはその美貌でパリの観客を魅了しました。絵画からも当時の舞台の盛り上がりが伝わってきます。

ポスターで案内されている演目は『火の鳥』『饗宴』『シェエラザード』。当時の最先端の舞台芸術がオペラ座から発信されていました。
オペラファンにもごちそうがいっぱいあります。
おなじみワーグナーの『ワルキューレ』の衣装です。『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の舞台装置の模型などもあります。また、ルノワールが『タンホイザー』の場面を描いた作品も展示されています。妖艶なヴェーヌスや、タンホイザーの物憂げな表現など大のワーグナーファンだったルノワールならではでしょう。一方、ワーグナーといえば、もちろんヴェルディもオペラ座の歴史を語る上で欠かせない存在です。

ヴェルディはオペラ座のために新作のグランド・オペラ『シチリア島の夕べの祈り』、『ドン・カルロス(ドン・カルロ)』を作曲しました。
絵画でも巨匠の作品がたくさん楽しめます。パリのオペラ座といえば何といってもドガ(1834-1917)。オペラやバレエをことのほか愛したドガはバックステージにも通い詰め、踊り子たちの日常の姿を鋭くとらえました。

ドガの彫刻作品も並びます。ダンサーの動きを的確に立体にしています。
文献がこれまた眼福です。「ジゼル」の初演台本、モーツァルトやグルック「オルフェオ」の自筆譜、プルースト「失われた時を求めて」やガストン・ルルー「オペラ座の怪人」自筆稿、ロッシーニ「ギョーム・テル(ウィリアム・テル)」自筆譜などゆかりのお宝がぞくぞく。目眩しそうです^^;




パリのオペラ座がいかに長期間にわたって、欧州における様々な芸術表現の中核的存在のひとつとして機能してきたのかを実感できる展示です。アートファンも必見でしょう。なおグッズもキュートです(^^)
「パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂」展 は来年2月5日(日)まで。 オペラやバレエの名演で歴史にその名を刻むオペラ座。豪華絢爛たる総合芸術の魅力と歩みを紹介します。さすがアーティゾン美術館、という質量とも充実の展示です。(美術展ナビ編集班 岡部匡志)
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