元ＳＭＡＰのメンバーで俳優の香取慎吾さんは11月２日、記者会見を開き、３年ぶりの個展「WHO AM I－SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR―」を、12月７日（水）から、東京・渋谷ヒカリエ９階のヒカリエホールAで開催すると発表しました。

香取さんは2018年にパリのルーブル美術館で自身初となる個展「NAKAMA des ARTS」を開き、翌19年にはIHIステージアラウンド東京で「BOUM！BOUM！ BOUM！香取慎吾 NIPPON 初個展」を開催し、18万人以上を動員しました。演劇、バラエティ、音楽、ファッションなどに加え、アーティストとしても大きく注目されています。

記者会見で香取さんは、３年ぶりの展覧会について「本当にうれしくて。個展をやれるために、３年間ほかの仕事を頑張ってきました」と笑わせました。現在198点の展示が決まっていますが「あと2点今から新しく描いて200点飾ります」と意欲をのぞかせました。約半分が初出展となるそうです。

「WHO AM I」というタイトルについては、「自分は誰なんだろうと思うことが、ずっとあって。それが香取慎吾をやっていて楽しいところなんですが。（俳優、バラエティ、アーティスト、歌手など）いっぱいの自分がいることが誇らしく、嬉しく、楽しさであったり。ふと自分が何者か分からなくなることもあったり。それが、僕の絵の中には詰まっているので、みなさんが知っている慎吾ちゃんが見られる絵もありますし、この絵を香取慎吾が描いたの？　という、みなさんの知らない香取慎吾も見られると思います。より深い部分を見てもらえる個展になると思います。これから10回、20回、30回と個展をやれる訳ではなく、出し惜しみなく自分をさらけ出していこうと思いました」と語りました。

10月下旬まで、草彅剛さんと二人芝居を行っていましたが、「（その日の）舞台が終わったら、アトリエに行って描いてました。草彅さんからは、『あした２公演だよ。無理しないでよ』と、ちょっと怒られました」というほどの力の入れようでした。

この日は、キービジュアルがお披露目となりました。髪の毛から黒い絵の具のような液体が滴る対になる2枚の写真で、「僕の中の僕が飛び出しています。自分でも分からないような、みなさんも分からないような僕が見られる個展というのを表しています。僕のなかの僕が絵の具となって、色となって、キャンバスに描かれているんだと思います」と説明してくれました。

東京の後は、ジャパンツアーとして各地を巡回する予定です。