無料シャトルバスで東京の現代アートを満喫 「アートウィーク東京」 11月3日~6日開催

東京都内のアートスポットを無料シャトルバスで結ぶなどして、東京発の現代アートを広く紹介する「アートウィーク東京」が昨年に続き、今年も開催されます。期間は11月3日(木・祝)~6日(日)の4日間です。

東京の現代アートを担う51施設が参加

「アートウィーク東京」は、日本の現代アートの創造性と多様性を国内外に紹介するイベント。昨年11月に初開催され、都内50か所のアート施設が参加。2万人を超える来場者数を記録しました。

今年は昨年より4つ多い10の美術館と美術機関と、41のギャラリーが参加し、計51施設です。美術館、美術機関(インスティテューション)ではアーティゾン美術館、銀座メゾンエルメス フォーラム、国立新美術館、資生堂ギャラリー、東京オペラシティアートギャラリー、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、東京都写真美術館、東京都庭園美術館、森美術館が加わっています。ギャラリーも老舗から近年注目の施設まで、多様な現代アートの担い手が揃いました。

シャトルバスは6コースに拡充

美術館やギャラリーを結ぶシャトルバスは昨年の4ルートから6ルートに拡充。大型美術館が立ち並ぶ「六本木エリア」、老舗ギャラリーがひしめく「銀座エリア」、新進ギャラリーやアーティスト自らが運営するスペースが点在する「池袋エリア」と「東東京エリア」、注目のアートコンプレックスが建つ「天王洲エリア」などをカバー。毎日午前10時から午後6時まで、それぞれ約15分間隔で運行されます。

利用は専用アプリで

誰でも自由にダウンロードできる無料の「AWT」専用アプリが登場。アプリ内の「AWT PASS」の画面を提示すると、期間中無制限でシャトルバスに乗車できます。アプリはバスの運行状況をリアルタイムで確認できるほか、参加施設をめぐるスタンプラリー機能もあり、1ルートをすべて巡ってスタンプを集めた方にはプレゼントが用意されています。またこのアプリを提示して、参加美術館で入場割引等の特典を受けます。

鈴木京香さんがアンバサダー

国内外の展覧会やアートフェアに足を運び、自身でも美術作品をコレクションするなど、熱心なアートファンとして知られる俳優の鈴木京香さんが、アートウィーク東京のアンバサダーを務めます。鈴木さんは「海外のアートイベントに出掛けると、ギャラリー巡りの先々で大人たちが作品を感想を楽しげに話している姿を見かけ、素敵だなと感じます。私たちの街東京が、アートを介して益々華やかに活気付いていきますよう、微力ながらお手伝いをさせていただきます。どうぞよろしくお願いします」とコメントしています。

「アートウィーク東京」についての詳しい情報や、アプリの取得については公式サイト(https://www.artweektokyo.com/)をご覧ください。

(美術展ナビ編集班 岡部匡志)