【毒展開幕】特別展「毒」国立科学博物館で来年2月19日まで 約250点の“毒”が大集合!奥深い毒の世界を探索

展示風景 撮影・青山謙太郎

特別展「毒」
2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)(東京都台東区上野公園7-20)
開館時間:9時~17時(入場は16時30分まで)
入場料:一般・大学生 2,000円/小・中・高校生 600円
※オンラインによる日時指定予約が必要です。
休館日:月曜日、12月28日(水)~1月1日(日・祝)、1月10日(火)
※ただし1月2日(月・休)、 9日(月・祝)、2月13日(月)は開館。
アクセス:JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
詳しくは展覧会公式サイトへ。

11月1日(月)から2023年2月19日(日)まで、国立科学博物館(東京・上野公園)で特別展「毒」が開催されています。展示“毒”数は約250点!怖いけれど、なぜか気になる毒の世界に踏み込みます。開幕前の内覧会を取材しました。

冒頭では、拡大模型のオオスズメバチ(約40倍)やハブ(約30倍)などが毒々しくお出迎え。

あらゆる毒が大集合

コモドオオトカゲ 撮影・青山謙太郎

「第2章 毒の博物館」では、菌類や動植物の毒から人間が生み出した毒まで、あらゆる毒が大集合。標本や模型を展示するとともに、それぞれの毒について、「なぜ生み出されたのか」「どんな作用があるのか」など、徹底的に掘り下げます。毒の多様性を実感できるコーナーです。

キングコブラ(全身骨格)
ガンガゼ、スベスベマンジュウガニなど
ベニテングタケなど

自然界や人間社会との関わりも

第3章 毒と進化「コアラVSユーカリ」の展示風景。コアラは、多くの哺乳類が食べられないユーカリの解毒・消化が可能

毒と自然界、人間社会の関わりにも焦点を当てます。毒は生物の進化を促し、狩猟など人間が生きる手段を生み出してきました。毒は、私たちが生きる世界を形づくってきたと言えるでしょう。「有害」という言葉では片づけられない、毒の意義、奥深さについて考えさせられました。

インパクト大のグッズ

グッズ売り場には、ベニテングタケやツキヨタケのぬいぐるみなど、インパクト抜群のグッズが並びます。

毒まんじゅう(972円)をさっそく開封!中に入っていたのは……?

まずは「怖いもの見たさ」から

【手前中央】伊沢拓司さん 【手前右】細矢 剛さん(国立科学博物館 植物研究部長)【手前左】中江 雅典さん(国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹) 撮影・青山謙太郎

「本展をとおして毒を正しく理解し、正しく恐れてほしい」とオフィシャルサポーターの伊沢拓司さんは語っています。

まずは「怖いもの見たさ」から、足を運んでみてはいかがでしょう。毒の多面性に驚かされるとともに、化学、生物について学びを深めることができます。

平日の来場者限定で「実物大イラガの幼虫シール」(非売品)プレゼント!

*配布終了

「イラガの幼虫」実物大:約2.5㎝ ※予定枚数に達し次第終了

12月1日から新たに平日限定のシールが配布

(読売新聞美術展ナビ編集班・美間実沙)