「どうする家康」 初回放送は1月8日に15分拡大版で 東海地方向けビジュアルが完成

徳川家康の生涯を描く次の大河ドラマ、『どうする家康』の初回放送が2023年1月8日(日)に決まりました。初回は15分拡大版です。脚本は古沢良太さんが担当します。

また、今後公開される「メインビジュアル」に先駆けて、家康ゆかりの東海地方向けに、「東海先行ビジュアル」が完成、公開されました。物語の主な舞台のひとつとなる東海地方の様々な場所で、ポスターやサイネージとして掲出される予定です。主人公、徳川家康を演じる松本潤さん、デザインを担当したGOO  CHOKI  PAR  さん、制作統括・磯智明チーフ・プロデューサーのコメントを紹介します。

■松本潤さんのコメント

このたび、東海地方にいち早くビジュアルをお届けできることになりました。何枚も連続してシャッターが切られるなかで、若いころの家康公が「どうする」と、揺れて、迷って、翻弄される心境のように、自分の感情にも揺らぎを感じながらビジュアルの撮影をしました。

東海地方のいたるところで見ていただけると思いますので、見るたびに「『どうする家康』、いよいよ始まるな!」と思っていただけたら幸いです。ぜひ、楽しみにしていてください。

■デザイン担当 GOO CHOKI  PAR(ぐー・ちょき・ぱー)コメント

ブルーの衣装を纏い、力強い一歩を踏み出す家康。若々しく柔和な印象だが、その目の見据える先には激動の戦乱の世が迫っている。家康の周囲に起こる様々な事象と、渦巻く人々の情念。色彩のにじみや混ざり合う抽象形態と、強く佇む家康の写真をコラージュすることで“どうする”と思考を巡らしながらも、新しい時代を見据える家康の凛々しい生き様を描きました。

この「ブルー」の世界は、家康が育った三河の藍染の色からインスピレーションを得ています。美しいブルーの衣装は、人物デザイン監修の柘植伊佐夫さんに制作いただきました。松本さんにも制作意図を深くご理解いただき、撮影時には演じる家康像に基づいた表情や身体の動きのアイデアをたくさん提案していただき、我々の想像をはるかに超える美しいその一瞬が生まれました。

<プロフィール>GOO CHOKI PAR(ぐー・ちょき・ぱー)

浅葉球・飯高健人・石井伶の三人のグラフィックデザイナーで活動するデザインユニット。言語・思考を超えた「ビジュアルコミュニケーション」を主軸とし、様々な領域で創作活動を行っている。「東京2020大会」において、パラリンピックのアイコニックポスターを制作。

■制作統括 磯智明チーフ・プロデューサー コメント

「どうする家康」の舞台地・東海地方にひと足早く、今回の徳川家康のビジュアルをお届けします。まだ若き青年期の松平元康が、戦乱の渦へと飛び込むイメージです。色調は、家康が愛した三河・遠江・駿河の海を想起させるブルーです。徳川美術館(名古屋市)には、家康が実際に着ていた浴衣が残されています。浅葱色でカニのイラストがプリントされた、とてもチャーミングでかわいいデザインです。人物デザインの柘植伊佐夫さんは、この浴衣もヒントに、家康がまとう衣裳を浅葱色に近いブルーにしました。しかも草木で手染めしています。風になびく着物からは、大地や自然の草木が匂い立つようです。走り始めた松本潤×徳川家康。2023年1月8日放送開始です。お楽しみに。

大河ドラマ『どうする家康』

【放送予定】2023年1月8日(日)スタート<初回15分拡大版>
総合テレビ 日曜午後8時/BSプレミアム・BS4K 日曜午後6時
【作】古沢良太【音楽】稲本響【制作統括】磯智明 村山峻平【演出統括】加藤拓
【公式Twitter】https://twitter.com/nhk_ieyasu
【既発表情報】どうする家康|NHK PR | NHKオンライン
(美術展ナビ編集班)