【BOOKS】トーハク公式解説本『ミュージアムヒストリー 東京国立博物館―150年のあゆみ』(吉川弘文館)

東京国立博物館は今年で創立150年。10月18日に開幕した特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(国宝展)が話題となっています。実は創立150年を記念した「東京国立博物館編集」の公式解説本『ミュージアムヒストリー 東京国立博物館―150年のあゆみ』が10月21日に出版されていたことはご存じでしょうか?
国宝展の予習・復習にはもちろんのこと、なかなか行ける日にチケットが取れない!という方も、これを読めば、トーハクの国宝をビジュアルで楽しめ、150年の歴史を味わうことができるでしょう。
※写真は許可を得て掲載
刊行した吉川弘文館の編集部に聞きました
『ミュージアムヒストリー 東京国立博物館―150年のあゆみ』は、創立150年を記念してつくられた東京国立博物館編集の公式解説本です。
明治5年から現在にいたる東京国立博物館の150年の歴史をたどりながら、数々の所蔵品も楽しんでいただけます。
オールカラーで掲載された写真は何度も色校正を行い、作品の色合いの表現にこだわりました。これまでに何冊も出ている東京国立博物館の解説本のなかで、一番だと自信をもっておすすめできる一冊です。
明治時代の展示室の写真や、モナ・リザ展に押し寄せた人びとの姿、本館ラウンジの壁面タイルの写真などが見られるのも、博物館好きにはたまらないポイントなのではないでしょうか。
展覧会入場者ランキングや、保存・修復、教育普及活動についてなど、東京国立博物館に関する豆知識も満載です。
作品の写真は「国宝」が一目でわかるようになっています。この本を片手に、現在開催中の国宝展に行ってみるのはいかがでしょうか。
と、吉川弘文館編集部は美術展ナビの読者に案内してくれました。
東京国立博物館編『ミュージアムヒストリー 東京国立博物館―150年のあゆみ』(吉川弘文館)は1760円。購入は、書店や吉川弘文館のサイトから各ネット書店で。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)