週末いきたい!ピカソの生誕を記念して訪れたい展覧会3選

1881年10月25日はピカソの誕生日。ちょうど今、ピカソの作品が充実した展覧会が各地で開催されています。生誕を記念して、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「ピカソ 青の時代を超えて」ポーラ美術館(神奈川・箱根)
ポーラ美術館とひろしま美術館のピカソ・コレクションや、国内外の重要作、合わせて約70点のピカソの作品を紹介。最新の研究結果と照らし合わせながら、「青の時代」を基点にピカソの画業をあらためて紐解きます。画像解析で、ピカソの創作の過程も詳報。キュビズムなどの名作も揃った充実の展示です。ポーラ美術館(神奈川・箱根)で来年1月15日(日)まで。
「ルートヴィヒ美術館展」京都国立近代美術館
ルートヴィヒ美術館(ドイツ・ケルン)は、20世紀初頭から現代までの美術品収集に特化した美術館です。本展では、同館のコレクションのなかから、ドイツ表現主義や新即物主義、ロシア・アヴァンギャルド、ポップ・アートなど、絵画、彫刻、写真、映像を含む152点を紹介。3章「ピカソとその周辺―色と形の解放」では、ピカソとともにシャガール、モディリアーニ、マティスなどの作品を見ることができます。京都国立近代美術館で来年1月22日(日)まで。
「ピカソとその時代」国立西洋美術館(東京)
ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューンが築きあげたコレクションを紹介。彼が敬愛したピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティなど97点が来日します。出展作品の約半数はピカソで、うち35点は日本初公開。34点のクレーも印象的でした。国立西洋美術館(東京・上野)で来年1月22日(日)まで。
(読売新聞美術展ナビ編集班・美間実沙)