Eテレ「趣味どきっ!刀剣Lovers入門」出演中 七海ひろきさんインタビュー「私と一緒に刀剣を学びましょう」

現在Eテレで放送中の「趣味どきっ! 刀剣Lovers入門」で、数々の名刀に出会った俳優・アーティストの七海ひろきさんが「美術展ナビ」のインタビューに応じてくれました。

現在は俳優として刀剣をモチーフにした舞台に出演するなど、幅広く活動されている七海さん。刀剣の魅力や見どころ、刀剣に詳しくなくても興味がわいてくる七海的鑑賞ポイントや、自身の舞台での刀剣にまつわるエピソードなど次々に明かしてくれました。(美術展ナビ編集班スタッフ・彩、撮影・青山謙太郎)

七海ひろき(ななみ・ひろき)
宝塚歌劇団に入団(89期)。宙組配属後星組に組替え、男役スターとして活躍。2019年の退団後は、俳優、声優、アーティストなど多方面で活動中。

―――プライベートで美術館や博物館などに行かれることはありますか?

自分から率先してというよりは、誰かに誘ってもらったり、駅でポスターなどみかけて「素敵だな」と思って見に行くことが多いですね。何年も前ですけど、ミュシャ、モネ、ゴッホ展など行きましたね。美しいものを見るのはリフレッシュにもなりますよね。

―――最近行かれた展覧会は?

最近は「ベルサイユのばら展」に行きました。エントランスが豪華で、景色の素晴らしさも相まって、写真を撮りたくて仕方がなかったです!写真はいっぱい撮りました。楽しかったです!

もともと「ベルサイユのばら」は原作のファンで、幼い頃から何度も読み返している作品です。展覧会は池田先生の原画が素晴らしくて、かなり長い時間いましたね。

「ベルサイユのばら」のキャラクターの中では誰が好きですかと伺うと、「やっぱり私はオスカルかな!かっこいい!!」と答えてくれた七海さん

 

―――「趣味どきっ!刀剣Lovers入門」で様々な名刀に触れ、印象的だったことはありますか。

番組で美術館に行かせて頂いて様々な刀剣を見ましたが、どこの美術館に行っても、美術館の方が熱心に解説してくださったことが印象的です。本当に刀剣を愛していらっしゃるんだなと。

私は刀剣の知識が沢山ある訳ではないですが、美術館の方々の熱意と愛のある語りを聞いて、その刀剣がいかに大切にされてきたかがよくわかりましたし、私自身も刀剣についてもっと知ってみたいなと思いました。

―――刀剣を鑑賞する際には、どのようなところに注目するのが良いでしょうか。番組内で数々の名刀に触れた七海さんが注目する、七海的鑑賞ポイントを教えて下さい。

一緒に美術館に行った日本刀研究家のポール・マーティンさんに、「刃文」が大切だと教えてもらいました。様々な刀を見させていただきましたが、刃文にはいろいろな形があって、刃文でその刀の特徴がわかったり、誰が作ったか、どういう時代のものなのか、その刀の歴史がわかるんです。刃文の美しさを鑑賞するのが、きっとまだ刀剣をあまり知らない人も楽しめるんじゃないかなと思います。

―――最近ご出演のさまざまな舞台で、刀剣を扱い、殺陣をする機会も多いと思いますが、どのようなところに気を付けて演じていらっしゃるのでしょうか。

以前、殺陣を習いに行った時に、刀を抜く瞬間「抜刀」から刀を納める「納刀」までがひとつの物語だと先生に教わりました。殺陣は本当に戦っているのではなく、お客様にお見せしているわけなので、出てきて、囲まれて、誰からいつ抜くか・・・お互い命の駆け引きをする瞬間・・・。そういった空気感がすごく大事だと教えて頂きました。

―――これから放送の回で東京国立博物館や土方歳三資料館にも足を運ばれているそうですね。

東京国立博物館には沢山の美しい刀があって、「国宝 東京国立博物館のすべて」の開幕に先駆けて見させていただきました。見せて頂くときも厳かな空気が流れていましたし、持ってきてくださる方の緊張感も伝わってきて「・・・ど、どうぞ!!!」みたいな(笑)
何百年という長い年月、国を挙げて大切にしているのだということが刀から伝わってきましたね。これが「国宝」なんだ・・・!と。

―――名刀として名高い「三日月宗近」はご覧になりましたか。

見ました!!反りもだし、形状も趣があって、「うつくしい」んです。本当に。
かなり近くで見させていただきましたが、「三日月宗近」と名前にもある三日月のもようが見えた瞬間には「これが三日月か!」とテンションが上がりましたね。貴重な、なかなかできない経験をさせていただいたと思います。

―――土方歳三の愛刀として有名な「和泉守兼定」はいかがでしたか?

土方さんが使われていたという痕跡が刀からもわかるんです。土方歳三資料館の館長さんは土方家の子孫の方なので、様々な逸話などをその方の言葉で聞くと、土方歳三は本当に実在していて、歴史に名を残した人なんだと実感しました。刀越しに土方さんの生き様が見えるようなそんな気がしました。

―――七海さんの活動を通して刀剣の世界に初めて触れた方も多いのではないでしょうか。その点については、どのように感じていらっしゃいますか。

私自身も刀剣にはまだまだ詳しくないので、私がいろんな美術館を巡り刀剣に出会い、みなさんにお伝えすることによって、刀剣に興味を持ってくれる人が増えたら楽しいなと思います。私も一緒に勉強するので、学んでいきましょう!

Eテレビ「趣味どきっ!」公式サイト(https://www.nhk.jp/p/syumidoki/ts/5N8N91PYV7/

これまでに登場の刀剣

<壱の剣>「国行(来)」

<弐の剣>「菊一文字」

<三の剣>「海舟虎徹」

<四の剣>「後藤藤四郎」