「国宝 東京国立博物館のすべて」で国宝89件すべてを見ると「東博国宝博士」に認定!非売品の国宝カードも

東京国立博物館創立150年を記念する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」では、期間中に展示替えをしながら、計89件の国宝すべてを鑑賞することができます。美術展ナビではこれまでも何度か説明していますが、89件をすべて見るには、

  • 期間(1)10月18日~10月30日
  • 期間(2)11月1日~11月13日
  • 期間(4)11月29日~12月11日

の3回行く必要があります。期間(3)11月15日~27日のみ展示される国宝はないからです。

「国宝スタンプラリー」に参加できるのは10月中

10月中に行くと「国宝スタンプラリー」に参加できます。上記の3期間を訪れて、(1)(2)(4)のスタンプをそろえると、国宝89件をすべて見たことを示す「東博国宝博士認定書」がもらえます。

ランダムでもらえる「国宝カード」すべてを入手するチャンスも

また、10月18日~10月30日の来場者には「東京国立博物館の国宝カード」(全89種)が1枚ずつランダムで配布されていますが、この国宝カードは、11月1日以降も「国宝スタンプラリー」に参加していれば、期間(2)(3)(4)ごとに、カードがもらえます。さらに(1)(2)(4)の3期間のスタンプを集めると、上記の東博国宝博士認定書のほか、この国宝カード全89種セットの抽選に申し込むことができます。(当選者は50名)

国宝カードをめくってみました

表側
裏側
裏側からめくります
本阿弥光悦の舟橋蒔絵硯箱でした!

見逃しても見られるチャンスは近い?

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」がトーハクのすべてを知るための一歩になることは間違いないでしょう。
とは言え、例えば、期間(1)だけ展示される長谷川等伯《松林図屛風》は、例年、お正月に展示されており、来年(2023年)も1月2日~1月15日まで本館で展示されます。通期展示の《古今和歌集(元永本)》も同時期に本館で公開されます。
また、法隆寺献納宝物は、《竜首水瓶》をはじめとする金工類が、法隆寺宝物館でほぼ常設に近い形で鑑賞することができます。《東大寺山古墳出土品》や《江田船山古墳出土品》などの考古についても、平成館の考古展示室で年間を通じて見る機会が豊富な国宝です。

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
会場:東京国立博物館(平成館)
会期:2022年10月18日(火)~ 2022年12月11日(日)
休館日:月曜日
観覧料:一般2,000円/大学生1,200円/高校生900円
*本展は事前予約制です。
*会期中、一部作品の展示替えを行います。
詳しくは(https://tohaku150th.jp/)へ。