【プレビュー】「中国古典名品展」天理参考館(奈良県)で10月25日から 天理図書館所蔵の中国古典から国宝3点などを展示

天理図書館開館92周年記念展「中国古典名品展」
会場:天理大学附属天理参考館(奈良県天理市守目堂町250番地)
会期:10月25日(火)~11月28日(月)
前期:10/25~11/11 後期:11/12~11/28
休館日:11月1、8、15、22日
入館料:大人 500円、小・中・高生 300円(天理参考館入館料)
詳しくは展覧会ページへ。

天理図書館が所蔵する中国の古典約10万冊の中から、国宝3点、重要文化財10点を含む選りすぐりの名品がならぶ「中国古典名品展」が10月25から1128まで、天理大学附属天理参考館(奈良県)にて開催されます。

展覧会では、奈良時代末期に写された国宝「南海寄帰内法伝」をはじめとする古写本。五山版や地方版などの和本(日本でつくられた本)や、国宝「劉夢得文集 宋版」、国宝「欧陽文忠公集」など中国の各時代の唐本(中国で作られた本)を時代毎に展示し、それぞれの軌跡をたどります。

度重なる戦乱や為政者による禁書などにより、中国古典は既に中国では伝存しないものが多くある中、大切に守り伝えられた書物の数々を間近に鑑賞できる貴重な機会となるでしょう。

国宝《南海寄帰内法伝》奈良時代末期(8世紀)写
重要文化財《趙志集》平安時代中期(9-10世紀)写 後期展示
国宝《劉夢得文集 宋版》南宋時代 紹興年間(1131-62)刊
重要美術品《永楽大典 明内府鈔本》明時代 嘉靖41~隆慶元(1562~67)写
《乾隆銅版画(準回両部平定得勝図)》清時代 乾隆年間(1736-95)印

(美術展ナビ編集班)