【グッズ開封】「曜変天目ぬいぐるみ」の重みは? 静嘉堂@丸の内のミュージアムショップ

2022年10月1日(土)に世田谷から東京駅徒歩圏内へと移転オープンした静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)。豊富なコレクションの中でも最も有名なのが国宝 曜変天目(稲葉天目)でしょう。同時にオープンしたミュージアムショップでは、曜変天目のグッズが豊富に並んでいました。話題の「曜変天目ぬいぐるみ」(5800円)を含め、9点を実際に購入しました。
開館を記念する「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―」展は12月18日まで開かれています。

計9,320円、いざ開封!

ほぼ実寸の曜変天目ぬいぐるみ 5,800円

箱は紙製でシンプル
高台まで再現
光の反射も「再現」

「曜変天目ぬいぐるみ」を手に持った時の感覚は「軽い」でした。布なので軽いのは当たり前ですが、手にする瞬間まで「陶器」ではないかと錯覚させるほどのリアリティーゆえです。
5800円という価格にはさまざまな見方がありますが、ショップの説明文には「日本国内で、少しずつ手作りしています。入荷にお時間がかかることもあります」と書かれていて、心を込めて作られているのだと思いました。限定商品ではなく、予約も受け付けているので、ロングセラーとして「曜変天目」を愛する人たちの手元に届くことでしょう。
難点は、布なのでお茶を注げないことです。


*その後、人気が高すぎて予約販売の受け付けが中止されています。

曜変天目クリアファイル 330円

曜変天目ガーゼハンカチ 900円

色違いもありました。

マグネット 660円

曜変天目以外にも収蔵品の名品たちがマグネットになっていました。このマグネットは曜変天目と同じ丸い形で目を引きました。

絵はがき 各110円

静嘉堂@丸の内が入る明治生命館は重要文化財の大きい建物で、なかなか全景を写真でおさめることが難しかったので、ポストカード(写真上)はうれしいです。写真右下は茶入れ「大名物 唐物茄子茶入 右:付藻茄子(松永茄子)・左:松本茄子(紹鴎茄子)」。付藻(つくも)茄子は、大坂の陣で破損したものを、漆で修復した劇的なドラマを持つ茶入れです。展示では、あらたにCTスキャンをして破損状況や元の状態がより明らかになったことを解説するパネルがあり、印象に残っています。

屏風グリーティングカード 源氏物語関屋澪標図屏風 500

静嘉堂の7つの国宝の1つ、俵屋宗達《源氏物語関屋澪標図屏風》は、昨年、三菱一号館美術館で開催された「三菱の至宝展」で展示された時は、右隻と左隻を入れ替えての展示だったので、今回(「響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―」)は両方を並んだ状態で見ることができてうれしかったです。前期展示(11月6日まで)。

卓上カレンダー 800円

来年のカレンダーもだんだん見かけるようになりました。なお、曜変天目は7月でした。

 

新しい「静嘉堂@丸の内」では、ミュージアムショップのチェックもお忘れ無く。(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)