【オープン】東京タロット美術館のミュージアムカフェ「CAFÉ Tarot(カフェタロー)」がオープン

東京タロット美術館(東京・浅草橋)のミュージアムカフェ、「CAFÉ Tarot (カフェタロー) 」が10月2日、東京・浅草橋でオープンした。東京タロット美術館と同じく、国内で広くタロットやトランプなどを販売するニチユー株式会社の運営。「タロー」は「タロット」のフランス語での呼び方である。

タロットを媒介とした「自己との対話」をテーマにしている東京タロット美術館。これに対して「カフェ」は「他者との対話」がテーマなのだという。仲間で美術館に行った後にこちらに立ち寄ってみたり、あるいは友達とのおしゃべりにカフェの空間を使ってみたり、美術館とはまた違った「使い方」をしてほしいという。タロットのカフェらしく、店内には大アルカナや小アルカナの意匠でいっぱい。「マルセイユ版」のⅩ、「運命の輪」のカードをモチーフにした大理石モザイク(楢崎美保子氏製作)もある。このほか、テーブルを支える支柱や洗面所のドアなど、様々なところに「マルセイユ版」に基づくデザインが隠されている。

食べ物・飲み物の注文は1階で。2階にある全18席の飲食スペースは、ゆったりと落ち着いた雰囲気だ。1階から2階へと向かう階段には、様々な「タロットグッズ」が並べられている。会話のきっかけになるように、自由に使えるタロット、自由に閲覧できる関連書も並べられている。クリアファイルやマグカップなど、オリジナルのミュージアムグッズも多数販売されている。

提供される食べ物は、すべて「地球にやさしい」植物性のもの。コーヒーは「アンモナイトコーヒーマーケット」(東京都文京区)にて焙煎されたオリジナルのコーヒー豆を使用。また、紅茶やハーブティーは、「リーフルダージリンハウス銀座」(株式会社リーフル)のもので、持ち帰り用にオリジナルパッケージでの販売もある。一部のメニューはテイクアウトも可能で、「地域の方々のランチプレイスとしても利用していただければ」とカフェではいう。

今後は、カフェとしての営業だけでなく、朗読やアロマセラピーなど、様々なイベントを行う予定という。来年春からは「タロットカードの使い方」のレクチャーやタロットを使って自己との対話を行う「リーディング」のサービスも始める予定という。カフェに来店し、店内で飲食をした人には、ドリンク提供時にオリジナルのコースターをプレゼント。「大アルカナ」をモチーフにした22種類の絵柄があり、全部集めるとタロットカードとしても楽しめる。
(事業局専門委員 田中聡)

【店舗情報】 |
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所在地:東京都台東区浅草橋1-27-3。東京タロット美術館から徒歩5分 |
営業時間: 〈月~土〉7:30~11:00 モーニングタイム、11:00~14:00 ランチタイム、14:00~18:30 ティータイム(L.O17:30) 〈日、祝〉10:00~11:00 モーニングタイム 11:00~14:00 ランチタイム 14:00~17:00 ティータイム(L.O16:00)。不定休。 |
アクセス:JR浅草橋駅西口から徒歩2分 |
※混雑時には、利用時間制限の可能性あり ※詳細情報は公式サイト(https://cafe-tarot.tokyo/)で確認を |