【開幕】「アンディ・ウォーホル・キョウト」京都市京セラ美術館で来年2月12日まで ポップ・アートの代表作から日本初公開作品まで

アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO |
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会期:2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日) |
会場:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」 |
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで) 【早朝開館】9:00~10:00 ※10:00以降もそのまま展覧会をお楽しみいただけます。 開催日 / 1月7日(土)、1月8日(日)、1月9日(月・祝)、1月14日(土)、1月15日(日)、1月21日(土)、1月22日(日)、1月28日(土)、1月29日(日)、 2月4日(土)、2月5日(日)、2月11日(土)、2月12日(日) |
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、12月28日~1月2日 |
観覧料:土日祝一般2,200円/平日一般2,000円/高大生1,400円/小中生800円 |
詳しくは公式ウェブサイト(https://www.andywarholkyoto.jp/)へ |
開幕前日の内覧会を取材しました
9月17日(土)に京都市京セラ美術館で開幕する「アンディ・ウォーホル・キョウト」の内覧会を取材しました。ポップ・アートの代表作に加えて、商業イラストレーター時代や東方カトリックの生い立ちに触れる晩年の作品群までを網羅する大回顧展です。

1928年にアメリカのピッツバーグで生まれたウォーホル。故郷にあるアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品から200点以上が出展されています。《三つのマリリン》など100点以上は日本初公開です。

「機械生産」にも見えるシルクスクリーン印刷、セレブたちからの注文制作による肖像画などウォーホルが生み出すポップな作品は、既存のアートへの見方を大きく塗り替えました。

おなじみのスタイルに欠かせない愛用のウィッグやストライプのマリンスタイルジャージシャツ、ブルージーンズ(リーバイス)、ビートル・ブーツも展示されています。

ポップな代表作にとどまらず、ウォーホルの生い立ち、内面、精神に触れることができる展示構成になっています。本展をキューレートしたアンディ・ウォーホル美術館の主任学芸員だったホセ・ディアズさん(現・シアトル美術館副館長)が教えてくれたのがこの大作です。


展示を最後を飾る幅約10メートル、高さ約3メートルの《最後の晩餐》は急逝した前年の1986年に制作されました。中央に書かれている「The Big C」とは、当時のニューヨークで同性愛者を批判する文脈で使われた言葉だったそうで、ウォーホルのその風潮に対するメッセージがうかがえるとのこと。

なお、本展はスマホでの写真撮影(動画は不可)がOKです。
京都の老舗とのコラボグッズも


「アンディ・ウォーホル・キョウト」とあるように巡回はありません。京都のみ。そして、ミュージアムグッズコーナーでは、鍵善良房、聖護院八ツ橋総本店、村上開新堂、一澤信三郎帆布、京漆匠 象彦、あぶらとり紙のよーじや、松井酒造といった京都の老舗とのコラボグッズがとても充実していました。

「アンディ・ウォーホル・キョウト」は9月17日から2023年2月12日まで、京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」で開催されます。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)
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