【プレビュー】「アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション」そごう美術館(横浜)で9月10日から

アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション
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会期
2022年9月10日(土)〜10月16日(日) 会期中無休 -
会場
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観覧料金
一般1,200(1,000)円 大学・高校生1,000(800)円 中学生以下無料 ※( )内は前売
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開館時間
10:00〜20:00 【 事前予約不要 】 ※入館は閉館の 30 分前まで。
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。 -
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アールヌーヴォーの華麗な絵付けを施された作品や、アールデコの可憐なモチーフがはかなく咲いた作品など、オールドノリタケの陶磁器やデザイン画などを紹介する展覧会「アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン オールドノリタケ×若林コレクション」が9月10日(土)から10月16日(日)まで、そごう美術館(そごう横浜店6階)で開催されます。
オールドノリタケとは
オールドノリタケとは、明治中期から第二次世界大戦期にかけて、現・株式会社ノリタケカンパニーリミテドのルーツである、森村組および日本陶器によって製作・販売・輸出された陶磁器のことを指します。当時の欧米の顧客ニーズをいち早く取り入れながら、新しいデザインの陶磁器を次々と生み出し、欧米で人気を博しました。


「横浜」とオールドノリタケ
明治の開国後、世界に向けて開かれた港「横浜」。オールドノリタケの発展に大きく貢献した二人の人物に注目します。
森村市左衛門(1839-1919)は、後に森村組・日本陶器の創始者となる人物。横浜で舶来品を仕入れ、武家に販売する商いをしていました。そののち、欧米で日本をはじめとする異国への関心の高まった19世紀後半には、アメリカに渡った弟・豊と共に、陶磁器の製造・輸出・販売を行います。
大倉孫兵衛(1843-1921)は、江戸・日本橋の絵草子屋に生まれ、横浜では外国人を相手に錦絵の販売をしていました。大倉は、美術に関する優れた感性を活かし、主にデザインの面で手腕をふるいます。
横浜にゆかりある二人の活躍により、オールドノリタケの名は欧米で広く知られることとなりました。






優れた技巧、描かれたモチーフ、デザインの様式、陶磁器の器種などが紹介され、様々な角度からオールドノリタケをひも解きます。
また、展示室内にはオールドノリタケの作品でコーディネートされたアフタヌーンティーのテーブルが再現されるなど、オールドノリタケの文化が花開いた横浜の地で、その色彩とデザインの美しさを存分に堪能できる展覧会です。
(読売新聞デジタルコンテンツ部)