姫路城 「乾小天守」など特別公開 普段は見られない角度から圧巻の大天守 8月31日まで

乾小天守から見上げる大天守。その迫力に息をのみました。

世界文化遺産の姫路城(兵庫県姫路市)では7月15日から8月31日までの期間限定で、普段は非公開の「乾小天守」「イの渡櫓」「ロの渡櫓」「ハの渡櫓」「東小天守」の5か所を特別に公開しています。これは見逃せない、と姫路まで行ってきました。(美術展ナビ編集班 岡部匡志)

伺ったのは7月下旬のよく晴れた日。青空に映える連立式天守群。いつも見ても見事です。

今回の公開は、兵庫県内の自治体と観光事業者、JRグループなどが来年7月から開催する大型観光キャンペーン「兵庫デスティネーションキャンペーン」のプレ企画の一環。姫路城の建築物はほとんどが国宝や重要文化財に指定されており、公開された「乾小天守」など5つはいずれも国宝です。

天守曲輪の北東に位置する「東小天守」から天守群の中庭を見下ろしました。飾り気のない緊張感のある空間で、表側から見た天守群の華麗な印象は影をひそめています。実戦のための施設、ということを改めて感じます。

東小天守と乾小天守をつなぐ「ロの渡櫓」は天守曲輪では一番長い渡櫓で、東西約28・8メートル、南北5・9メートルというスケール。

公開区画には鉄砲などもディスプレイされており、ただちに戦闘状態に入れる城郭であることを否応なく意識させられます。

そして渡櫓を渡り切り、天守曲輪の北西に位置する「乾小天守」へ。ここからは、格子のない窓越しに圧巻の大天守(北西面)を見ることができます。

この城の巨大さを最も実感できる場所のひとつかもしれません。普段、この角度から大天守を見上げることはないので、貴重な機会です。

この日も30度を軽く超えていましたが、高層の天守群を吹き抜ける風の心地よさは格別。姫路市街を眺めながらしばし猛暑を忘れました。姫路城が奈良の法隆寺とともに国内で初の世界文化遺産に登録されたのは1993年12月。来年2023年は登録から30年の節目を迎えます。

特別公開の期間は7月15日(金)~8月31日(水)。入城料に加えて、大人500円、小人200円の観覧料が必要。詳しくは姫路城公式サイト(https://www.city.himeji.lg.jp/castle/)をご覧ください。

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