アリス展グッズ開封! 展覧会オリジナルが満載! アリスファン必見のこだわりに溢れたグッズたち

7月16日より森アーツセンターギャラリーにて開催中の「特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界」。


展示はもちろん、ミュージアムショップにどんなグッズが並んでいるか、気になる方も多いのでは? 今回、ショップに並ぶグッズの中からいくつか購入してみたので、そのレポートをしていきたいと思います。また、ショップを担当された株式会社Eastの代表・開永一郎さんよりコメントもいただけたので、あわせてご紹介いたします!

ショップの様子

アリスの目線で見上げたい リアルな「チェシャー猫のぬいぐるみ」(3,200円)

 

まずはこちら。ジョン・テニエルの原画を忠実に再現した、チェシャー猫のぬいぐるみ。全長約12cm(しっぽの部分を除く)で、机にも置けるサイズです。

気になるのが足の部分。どうなっているかというと……

このように香箱座りになっています。ぜひアリスと同じ目線になって、彼を見上げてみてください。

親切設計が新しい!「マスキングテープ」(480円)

こちらのマスキングテープ、どんな特徴があるかわかりますか? なんと20mmごとにミシン目が入っているので、ハサミ不要で使えるのです!

 

Eastの開さん曰く「ミシン目が細かいので綺麗に切れて、切らなければミシン目の存在には気づかないようになっています。アリス達が間違って切れてしまうと痛そうだったので、そうならないようにしました」とのこと。そう、丁度いいところで収まるように絵の幅が工夫されています。

色は黄色と青の2色展開。絵柄もそれぞれ違うので、セットで揃えても良さそうです。

こだわりの英国風ブレンド 「イングリッシュ・ティー マッドティーパーティー」(1,080円)

 

アリスといえば、「マッドティーパーティー」。お茶会のシーンを彷彿とさせるこちらのグッズは、Eastオリジナルブレンドのティーバッグが5袋入っています。

英国では約98%の人が「紅茶にはミルク派」だそうで、英国気分を味わえるよう、日本の軟水で淹れても美味しいミルクティーに仕上がるようなブレンドになっているとのこと。

ここでもうひとつ注目したいのが、箱に記された「VA」の文字。

ショップにはこれ以外にもV&Aのロゴが付いているものがありますが、これはヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)がグッズの制作に深く関わったという証なのです。

V&Aはこれまで、グッズ本体にロゴを入れてグッズを制作することに許可を出すことがほとんどなかったそうですが、根気よく交渉を重ねた結果、商品化に至ることができた非常に珍しいケースなのだとか。

まさに本展限りの超レアグッズ。箱を取っておきたくなります。

食べ終わった後もたのしめる「ラズベリージャム」(1,400円)

初版本の表紙をイメージした、鮮やかな赤のグッズたち。中でも金の箔押しがされた小瓶入りのラズベリージャムは、思わず手にとってしまう美しさです。

瓶の蓋に掛けられた布には、トカゲのビルが。紙ではなく布にした理由を尋ねてみたところ、「紙だと捨てられてしまうけれど、布にすれば裁縫好きな人が何かを仕立ててくれるかもしれないと思って」──そんな想いから生まれたアイデアなのだそう。

「食べたらおしまいにならないように」という、作り手の気持ちが嬉しいですね。ラズベリージャムの他に、ミルクジャムにも布が掛かっており、絵柄はランダムになっています。

今すぐお茶会ができる「イングリッシュ・ティー&ショートブレッド」(780円)

手のひらサイズの箱に納められた紅茶とショートブレッドは、今すぐお茶会ができてしまう便利なセットです。

箱の絵柄は数種類あるので、いくつか集めてお茶会をするも良し、おひとり様で気軽にブレイクするも良し。ちょっとしたプレゼントとして渡しても良しの、優れものとなっています。

まるで初版本の風合い ポストカード各種

展覧会の定番グッズであるポストカード。今回は「活版印刷ポストカード」(左上 各180円)、「ナーサリー・アリスのカラー印刷ポストカード」(中央 各165円)、そして現代の作家たちによるポストカード(右上 各143円)を購入してみました。

それぞれに味わいがありますが、とりわけ活版印刷で作られたポストカードは、アリスの初版本を感じさせます。開さんによると、この風合いを出すために、何枚もテストを重ねたのだとか。また、活版のカードが他のものに比べて小さく細長いのは、余白の形も含めて、初版本のデザインをそのままポストカードに落とし込みたかったという意図が込められています。

裏表紙には原作本の奥付が! 「活版印刷表紙のコデックスノート」(1,100円)

表紙にはテニエルの挿絵が、裏表紙には原作本の奥付があしらわれたノート。こちらも活版印刷が使われています。「コデックス装」と呼ばれる製本様式を用いており、180度綺麗に開けるのが特徴です。

表紙の絵柄は6種類で、それぞれ3色ずつ展開。中紙ももちろん抜かりなく、どんな筆記具とも相性の良い紙が使われています。

展覧会オリジナルのディズニーグッズも! ギミックが楽しい「チェシャ猫クリアファイル」(495円)

本展には、ディズニー版「ふしぎの国のアリス」の展覧会オリジナルグッズが多数取り揃えられています。こちらはチェシャ猫のクリアファイル。一見普通のクリアファイルに見えますが、中に物を入れると……。

なんとチェシャ猫の特徴である「笑いだけを残して消える」様子が再現されました! 口の部分にご注目。歯しか残らないように作られているのも凝っていますね。

どれが出ても嬉しいデザイン 「ブラインド刺繍ワッペン」(825円)

こちらはアイロンで付けられるタイプの刺繍ワッペンです。ブラインド商品のため中身はわかりませんが、どれが当たっても嬉しいデザイン。

ちなみに私が引いたのは「ハートのクイーン」でした。サイズはなかなか大きめなので、インパクトのあるワンポイントになりそうです。

海洋堂の限定特装版フィギュア「人形の国のアリス」(550円)

アリスマニアなら、かつて海洋堂がアリスのフィギュアを出していたことをご存知でしょう。このたび装いも新たに、本展限定特装版として登場した「人形の国のアリス」。第1章は全8種類で、こちらもブラインド商品です。うーん、これはかなり玄人向けのラインナップでは……? とりあえず引いてみましょう。いざ開封!

はい、「火かき棒をすべるナイト」でした。ちょっと私にはレベルの高いキャラですが、造りや質感はかなり精巧なので、これは他のフィギュアがどうなっているか気になりますね。

今回、持ち帰り用の袋を入れて、合計10,890円のお買い物に。他にもトートバッグやマグカップといった日常使いができるもの、帽子屋にちなんで個性的な帽子を集めたコーナーなど、魅力的なグッズが目白押しです。ぜひ展示と合わせて、こだわりに満ちたショップを楽しんでみてください!

(ライター・虹)

特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界―
会期:2022年7月16日(土)〜10月10日(月・祝) ※会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
(東京都港区六本木6-10-1)
開館時間:10:00〜20:00
月・火・水曜は18:00まで、9月19日、10月10日は20:00まで、最終入館は閉館30分前まで
一般2,100円(2,300円)/大学生・専門学校生1,500円(1,700円)/高校生1,300円(1,500円)/小中生700円(900円)
*()は土日祝日
*事前予約制
会期・開館時間は変更の可能性があります。最新の情報は公式サイトhttps://alice.exhibit.jpで確認を。
*2022年12月10日(土)より、大阪会場(あべのハルカス美術館)へ巡回予定。